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    盗難防止対策のGPS機能付専用端末 トラックでは装着少数

    2013年11月29日

     
     
     

     トラックの盗難が増加している。ディーラーなどによると、最近はトラックの中でもクレーン付きやブルドーザーを積む台車、ダンプなど建設現場で使う車両の盗難が多いという。警察など関係機関はトラックも乗用車並みの盗難防止対策を求めているが、トラックでは意外に乗用車の盗難対策に一般的なセキュリティ専用端末を装着している事業者がほとんどない。
     盗難車に共通しているのは、乗用車で普及しているGPS機能の付いたセキュリティ専用端末が装着されていないことだ。デジタコ装着時にGPS機能を装備するところはあるが、防犯対策として装備しているところはほとんどない。


     各警備会社で取り扱うセキュリティ専用端末は、充電式でバッテリーの電源とは別になっており、装着場所は非常にわかりにくくなっている。移動、走行時には異常信号を発し、警備会社から連絡が入るほか、警備会社が現場に駆けつけることも可能だ。
     セキュリティ専用端末が普及していない理由としては、乗用車と異なり、台数を抱え1か所で駐車するため構内警備を重視しているところが多いことや、車両保険に加入していることなどが挙げられる。
     また、隠しスイッチ、スタータースイッチ、イモビライザーなどの盗難対策も充実しつつあるが、最近は盗難手口も手荒な方法が目立つようになっている。
     関係者によると、レッカー車でトラックを引っ張るケースや大型トラックの荷台に4トン車を載せて奪い去るケースが出てきている。また、荷主の受付で運転者がトラックから降りて入出庫のチェックを行っている最中に乗って行かれるケースも出てきており、注意が必要だ。
     セキュリティ対策に詳しい関係者は、「実際にトラックや部品が盗られてから車両保険に加入するとか、警備体制を充実させるところが多い。今は車を見つける人間、盗む人間、解体する人間がグループで動いており、いったん盗難に遭うと発見できるトラックは少ない。警備を大げさにしておくことも必要」と話している。

     
     
     
     

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