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    茨城乳配 吉川副社長 めざすは「性格の良い会社」

    2014年1月17日

     
     
     

     「性格の良い会社」を目指したいー。
    茨城乳配(茨城県水戸市)の吉川国之副社長は自社の目標をこう表現し、「従業員に愛され、お客に愛され、地域の人に『ここで子どもを働かせたい』と思われるような会社にしていきたい」と夢を語る。
     同社は吉川信治社長が「吉川運送」という社名でスタート。瓦などの運搬を行っていたが、戦後、「牛乳を普及させる」という政府の方針が出される中、大手乳業メーカーと出会ったことから食品物流へと舵を切った。
     同副社長が入社した平成9年頃は、「9割以上が乳業メーカー関連の仕事だった」という。「1荷主への依存はリスクが高い」と判断し、前職の損保営業の経験を生かして、さまざまな企業にアプローチした。


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     3人兄弟の末っ子だが、兄、姉は別の職種で活躍。取締役営業部長の肩書を与えられ、「後継者」としての入社だった。古参幹部からの風当たりを少なからず心配していたが、ちょうど食品会社の衛生管理が社会問題化していたこともあり、「会社の先行きに不安を持っている若手も多く、新たな試みは喜んで受け入れられた」。
     「運送会社は足回りがしっかりしないといけない」ということで、まずは配送の仕事を増やすことに注力。「入社当時67台だった車両が、今では140台を超えた」。一方で、「車両が多くなればドライバー不足に悩み、事故も増える」という課題も。
     早い段階でデジタコやドラレコも導入。「仕事が順調なうちに投資しよう」と、助成金もうまく活用した。アルコールチェッカーも義務化より先に導入。「神棚の御神酒も水というくらい、社長が大のアルコール嫌い」ということも導入を後押しした。
     今後に関しては、「いたずらに売り上げを伸ばすことは考えていない」という。「業界全体でドライバーが不足しており、その影響でドライバーの質も下がってきている。質の良いドライバーがいないと、大きな仕事に打って出ることはできない」からだ。
     そこで同社が掲げるのが「品質重視」の方針。「社員教育をしっかりと行い、利益は結果としてついてくれば良い」。なお、「教育の大前提は共感してくれること。『指導』では限界がある」というのが持論だ。
     講師を招いて自社で講習を行い、参加できなかった社員には撮影したビデオを見てもらうなど、知識や意識の統一を図っている。根底にあるのは、「物流業界を誰もが堂々と働ける業界にしたい」という思い。「安全とコストダウンの両立は難しいが、その中で何ができるのかを自分なりに考えていきたい」。
     「できれば65歳で引退したい。それまでに会社の特徴を出していき、性格の良い、愛される会社を目指していく」。最近はブログなどで自身の考えを発信する機会も増えた。食品・食材会社が利用する企業間電子商取引基盤「フーズインフォマート」のトラボックス提供のコーナーで「プロが教える食品物流」と題し執筆活動も開始している。
    ◎関連リンク→ 茨城乳配株式会社

     
     
     
     
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