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    高速に溢れる危険場面 「かもしれない」意識が大切

    2014年4月6日

     
     
     

     今年も春の全国交通安全運動(4月6日─15日)が始まった。3週間後にはゴールデンウイークが控えており、春の行楽シーズンが終わるころには高速道路の「休日半額」も終了となる。そうした状況を踏まえると今後、一時的に高速道路へ大量の車両が流れ込む状況も予想される。本線の路肩に平然と停車する車両が目立ち、「ヒト対クルマ」の事故も急増するなど近年、かつての高速道路の常識が完全に通用しなくなっているが、ここに取り上げる5枚の写真も現在では日常的に見られる光景。しかし、間違いなく大きなリスクが潜んでおり、想定外の事態を念頭に置いた〝かもしれない運転〟が求められる。


    kiken1.jpg
     見通せる範囲が1km以上なら靄で、それより視界が悪ければ霧。300mほど先がまったく見えない状況だったことを考えると、写真(1)は間違いなく濃霧だろう。それにもかかわらず、追い越し車線を走るトラックの後部にはピタッと張り付くように1台の軽トラック。交通量も少なくない状態で、何らかの理由でトラックが急ブレーキを踏めば軽トラはひとたまりもない。秋の季語とされる霧だが、気温の変化が大きい季節の変わり目に多発することは知られており、いまの季節でも山間部を走る高速道路では早朝に濃い霧がかかることは珍しくない。
    kiken2.jpg
     一方、視界を妨げるように、同じく白い煙のようなものが本線上に漂う写真(2)。ただ、こちらは前方を走るトラックが吐き出しているもので、水蒸気のようにスッと消えないから厄介だ。
     排ガス装置など車体構造上の問題かもしれないが、大量の白煙を吐き続けながらも追い越し車線を駆ける光景は周囲にとっては不安かつ、迷惑な存在。気を取られて注意力が散漫になった車両が事故を起こすようなことでもあれば、迷惑なトラックというだけでは済まされない問題となる。
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     写真(3)については、あらためて説明は不要だろう。覆い被せられたシートの上から丁寧に何重もロープが掛けられているが、追い抜こうと右車線に出たところ、たまたま横風を受けたのかフラッとトラックも右側へ。見た感じでは重量オーバーではなさそうだが、どうも心地が悪い。しばらく追随していると、追い越し車線を走ってきた1台のワゴン車が後方から猛スピードで一気に抜き去って行った。
     信じられないことだが近年、高速道路の注意情報(本線上の電光掲示板など)で頻繁なのが「逆走車あり」。この表示を見るたび、どう対応すればいいのか悩んでしまう。逆走している車両にとっての走行車線は通常に走っている側にすれば追い越し車線であり、正面衝突になれば大惨事は必至。
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     警察関係者によれば、逆走するケースのトップは「料金所をくぐった後、強引に降車レーン側へ流入してしまうパターン」というが、写真(4)のようにSAやPAの入り口から本線へ出る例も少なくない様子。
     普通に走っているドライバーとすれば対策が困難な「カンベンしてほしい」というリスクだが、いまや珍しくない事態であることも理解しておく必要がある。
    kiken5.jpg
     最後は写真(5)。先のバス事故で危険の存在を再認識したドライバーも少なくないだろうが、休憩するために立ち寄るSA・PAに潜む危険なポイント。本紙では以前からトラックドライバーの現場インタビューで取り上げてきたが、「昼間でも、できるだけ奥のほうに駐車する」のがプロの常識らしい。満車状態になる夜間のSAではトラックを止める場所が見つからず、やむを得ずに本線へ合流するための加速レーンに駐停車するトラックも多いが、「同じように満車のために数か所のSA・PAを通過してきたドライバーはすでにフラフラで、居眠り状態も少なくない。そんなトラックが近付いてくるスペースに車両を止めることは自殺行為でしかない」と指摘している。

     
     
     
     
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