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    ロジクラウドジャパン設立 受発注代行で効率化に貢献

    2014年6月2日

     
     
     

    【北海道】IT企業と物流企業が連携し、受発注業務の代行を手掛ける新会社を設立した。社名はロジクラウドジャパン(新山将督社長、札幌市西区)。メーカーなどの負担となっている受発注を請け負うことで、業務の効率化・品質向上に貢献するほか、付随して発生する物流の効率化の提案までも手掛ける。また、輸出入における受発注業務の代行も視野に入れている。新山社長は「アナログで行われている注文は煩雑で、ここをIT化出来れば後の工程が全て効率的になる。規模の小さいメーカーであっても使いやすいシステムを提供し、公共性を持った会社として発展させていきたい」と抱負を語る。
     同社を設立したのは、物流システムの開発・販売を展開するイークラフトマン(同社長、同中央区)と食品物流を展開する北海道物流開発(斉藤博之会長、同西区)。昨年12月に共同出資して設立し、3月から事業を開始した。資本金は300万円で、新山氏が社長、斉藤氏が取締役に就任。


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     大手メーカーなどでは、受発注の仕組みを独自に持っている場合が多いが、規模の小さいメーカーやサプライヤーなどは電話やファクスといったアナログでのやり取りが少なくない。そこで同社がクラウドを活用した受発注の仕組みを提供することで、顧客の負担を減らしつつ、アナログ作業で起きていたミスを減らし、品質向上につなげる。要望に応じて物流やITの効率的な仕組みの提案とオペレーションも請け負う考えだ。
     当面は、両社が既存業務で接点のあるメーカーなどに対して提案していくが、新山社長は「大手食品関連企業を含め、既にいくつも引き合いが来ている」と手応えを感じている。また、「あらゆる業種のメーカーに対応できる。受発注がネックになっていると感じている企業は、ぜひお声掛けしていただきたい」とし、「電話やファクスでの受発注の請け負いも可能。ITとアナログの双方を最適化することを特徴にしていきたい」と話す。
     請け負う業務が増えた場合は、道内にオペレーションセンターなどを設ける構想。「全国のメーカーの情報処理を北海道で引き受けることで、北海道での雇用拡大にも貢献したい。北海道の活性化を強く意識している」と語る。
     イークラフトマンと北海道物流開発は食品物流に強みを持つことから、当初は「ITを活用して国内食品メーカーの受発注業務を請け負い、効率化させる」ことを考えていた。その後、事業の構想を練る中で両社がそれぞれ海外への事業展開を始めたため、国際物流にも対応した体制も整えた。すでに、北海道から「『北海道の食』輸出拡大現地支援モデル実証事業」を受託しており、今年度は東南アジアに向けて食品の輸出拡大に取り組む道内企業を対象とした、貿易業務を簡素化・標準化するプラットホームの構築に取り組んでいる。
    ◎関連リンク→ ロジクラウドジャパン株式会社

     
     
     
     

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