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    ある運行管理者が見た ずさんな管理体制

    2014年9月30日

     
     
     

     「運行管理者が常駐していない配送センターがあり、対面点呼もない。アルコールチェックもない。トラックの駐車スペースすらない」──。
    こう話すのは関西の運送会社に勤務する運行管理者。昨年、ハローワークで紹介してもらい仕事に就いてきたが、現在は会社と団体交渉中で休職をしている。この会社の運転者は15〜16時間の労働が当たり前で、「どう考慮しても睡眠時間の確保が難しい」と訴えている。また、同氏も入社前に知らされていた内容と全く違う仕事、勤務地、給与、休日日数だったと話す。


     同氏によると、会社と団体交渉に至るまでの経緯はこうだ。まず、内定をもらい、正社員として働くまで3か月の試用期間が設けられた。そしてセンターでの勤務初日、簡単な仕事の流れとトイレなどの位置を教えてもらう。2日目、ドライバーに仕事を教えてもらいながらメモを取り、横持ちなどを1人で何時間もかけて作業した。
     休憩も取れず、A氏、B氏(上司)に相談するも1人で作業をさせられ、上司からは仕事を全く教えてもらえなかった。仕事を教えてくれるドライバーと仲良くなると、A氏に「運転者目線で仕事をするな」と怒られたという。
     数週間、このような状況が続き、同氏は仕事に悩みを抱えるようになった。そして1か月後、部長、面接時の人事担当者らと会議。センターの現状を話すと、非を認めて謝罪し、A氏に話して改善することを約束してくれた。この時点では試用期間中の問題として解雇などに差し支えることはなかった。
     しかし次の日、A氏、B氏から罵倒、無視、隔離を受けた。荷下ろしの手伝いをしろと言われ各配送先に出向くが、ガソリン代ももらえない。その後、配車の仕事もさせてもらえなくなった。
     1か月後、ハローワークに行き、パワハラの相談をした。
     その5日後、前述のずさんな管理体制を義務違反だと会社に訴えた。そしてその日、A氏、B氏、センターの1人、人事担当者、同氏の5人で1時間弱の話し合いの後、これからも試用期間の問題もなく働けることを確認した。
     しかし翌日、会社に対しての不満や改善点を提出するよう強要された。
     その上でお互い文書を交わして、正社員になれるかどうか検討すると言い出した。入社時の契約とも異なり、「配車の仕事ができるかは、今後のあなた次第」とA氏に言われたという。同氏は診断書を郵送し、1か月間休職した。
     その後、別のセンターで仕事をするように配置転換が行われ、仕事を再開するも安全管理体制はなおっておらず、そこの従業員で全く働かない人物(C氏)への不満をみんなを代表して上司に伝えたが、C氏は反省するどころか、「二度とここにくるな」と同氏にぶつけたという。 
     「社内に味方はいなかった。1人の力で会社と話し合いをしてもこちらの言い分は全く聞き入れてもらえず、それどころか『会社を脅しているのか? 出るとこ出るなら、こっちもやってやるぞ』と対決姿勢で臨んできた」と、労働組合に加入した経緯を話す。
     また、「会社に正しい方向へ向かって欲しい。このままだと事故が起きても責任がたらい回しになるだけ。今いる運転者をもっと大切にして、安全に働ける環境を作って欲しい」と語った。

     
     
     
     
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