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    荷主からの当日キャンセル キャンセル料出ず、傭車先の信頼も失う

    2015年8月6日

     
     
     

     長距離から地場輸送を手がける運送会社の配車マンは、荷主の急な要望や当日のキャンセルに頭を抱えている。
     同社の保有車両台数は5台で、少ない台数で顧客の仕事に対応している。ドライバー不足もあり、協力会社の繁忙期と重なると自社の仕事をこなすのが大変なため、仕事を依頼する傭車先などの手配にも困っているという。
     配車マンを困らせている一番の原因は、荷主による当日のキャンセル。キャンセルなど当たり前のようになっていて、キャンセル料はもらえなかった。「仕事を協力会社にお願いしていても、配送当日のキャンセルで信頼関係が崩れてしまう。頻繁にキャンセルすると傭車をお願いしても断られてしまう」と話す。


     さらに、売り上げの9割以上を占める荷主に運賃交渉ができずにいる。「仕事を貰う側は、どうしても立場が弱くなってしまう。今後は営業展開の改善も考えていかないといけない」と話す。
     「顧客ありきの仕事なので仕方ない部分はあるが、何度も交渉したことで、やっとキャンセル料をもらえるようになった。それでも協力会社には迷惑をかけることになるので、その部分を改善できるようにしたい」
     また、クレームやミスの対応はすべて配車マンが行っている。「弱い立場ということで、何をしても負けてしまう。新たに仕事を見つけるか、顧客と話し合って業務内容を改善していきたい」という。

     
     
     
     

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