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    千葉県の現状から見る 若年者確保の難しさ

    2015年8月27日

     
     
     

     ドライバー不足が全国的に問題となる中で、「稼げなくなり、旨みがなくなった」という声も聞かれるが、それ以上に深刻さを指摘されるのが「人口減」で、業界に限れば「免許保有者数の減少」だ。ドライバーの卵の絶対数が減れば、当然だがドライバー確保が難しくなる。千葉県の事例でみると、少ないパイの奪い合いという状況にあることが伺い知れる。
     自社と傭車の比率について、「昔は自社7に対し傭車3だったのが、今では4対6」と話す千葉県の事業者。外注率が大幅に増えた結果だが、リスクヘッジのためかと思えば実はそうではない。同社はドライバーを確保できず、辞めるドライバーの補充ができないままだった。その結果、それまで自社でこなしていた仕事を傭車に頼らざるを得なくなり、傭車比率が向上してしまった。「ネットワークを活用しながら何とかしのいでいる」というが、常に輸送品質低下のリスクを抱えており、「自社以外の仕事に関しては、荷主からいつ仕事を切られるかわからない」と危機感を募らせる。


     総務省によると、千葉県の人口は現在、約625万人(平成26年1月現在)。男女比はほぼ同数だが、最も多い年齢層は40~44歳で、約52万3000人と全体の8.4%を占める。第2次ベビーブームに生まれた世代だ。しかし、それをピークに減少を続けており、20~24歳は約30万8000人と全体の4.9%、10~14歳は28万2000人と全体の4.5%にとどまっている。5~9歳は26万9000人(4.3%)でピーク時に比べ半減している。
     一方、免許保有者も減少しており、県内の第1種大型・中型免許の保有者は41歳(平成26年末)の9万5416人をピークに、35歳7万934人、20歳5万7507人、25歳4794人となっている。25歳で極端に減っているのは、平成19年に中型免許が創設されたためだ。
     平成20年末と、同26年末の大型免許の保有者数を比較すると、40歳以下で大幅な落ち込みを見せている。35~39歳では、20年末は2万5086人の大型免許保有者がいたが、26年末では、1万7063人と68.1%。さらに、30~34歳では1万7412人が1万78人と57.9%に、25~29歳では9238人が4863人と50.2%、20~24歳では2443人が1304人と53.7%と、半分近く減少している。
     このまま進めば、大型免許を取得する若者がさらに減少し、若い人材の確保が一層困難になることが予想される。これは千葉県だけなく全国で同様の傾向があることを考慮すると、業界の若年労働力の確保は、喫緊で最重要課題であるといえよう。

     
     
     
     
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