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    アサヒ産業女子硬式野球部 女性雇用の受け皿に

    2015年12月7日

     
     
     

     会社のPRや雇用促進を図るため、また、福利厚生の充実を目指す目的で、会社内にスポーツクラブを保有するところがある。サッカーや野球など多種多様なスポーツに、取り組みも趣味程度のものから本格的なものまでさまざまだ。東京都荒川区にある運送会社では、日本初となる女子硬式野球部を立ち上げ運営している。地元に根差した取り組みで地域貢献を行う一方、野球を通して女性の雇用を促進し、社内の活性化を図るとともに、介護事業への展開も視野に入れるなど、その動きも活発だ。
     アサヒ産業(三橋淳志社長)は平成19年に、日本初となる女子硬式野球部を立ち上げた。チーム名は「アサヒトラスト女子硬式野球部」。現在、チームの監督を務める須賀昭彦氏によると、男子の場合、大学や社会人、そしてプロと、野球を続ける環境が整っているが、女子の場合はそうした選択肢はなく、高校を卒業すると野球を離れるのが一般的だった。「女子も高校を卒業しても野球をやらせてあげたい、その進路を作ってやりたい」。その考えが、同社に女子野球部を立ち上げる原動力を与えることとなった。
     立ち上げとともに、同野球部に所属する部員のうち4人を同社社員として採用。高校生や大学生が混在するチームでスタートした。


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     同社で働く部員には寮を完備し、一般事務や倉庫のスタッフとして働いてもらっている。現在は8人が寮で生活しながら、仕事と野球の両立を図っている。
     須賀氏によると、野球部の活動は土日祝日がメーンとなるが、木曜夜に室内練習を行っているほか、選手個人が毎日、自主的に練習を行っているという。同社は埼玉県三郷市に室内練習場を所有しており、そこで選手らはバッティングや投球練習などを行う。茨城県つくば市には専用グラウンドを設けており、全体練習などが行われている。
     女子の硬式野球は年々盛り上がりを見せ、アサヒトラストの参加する関東女子硬式野球リーグには現在、37チームが参加。4月に開幕し、熱戦を繰り広げている。さらに全日本女子硬式野球選手権大会という全国大会が毎年、四国・松山の「坊っちゃんスタジアム」などで開催されるが、アサヒトラストも東京都代表として8年連続出場し、平成21年には優勝している。
     チームに所属する同社社員は基本的に、労働条件は他の社員らと同じだが、木曜日だけは1時間短い午後4時に終業したり、大会前の1週間は午前中で仕事を切り上げたりと配慮がなされている。その間も出社扱いとなり、選手にはしっかりと給料が支払われている。
     野球を続けたいと同社への入社を希望する女子も増えており、「今後、介護事業に力を入れていく中で、女子の活用が必要になる。希望に沿えるよう雇用を進めていきたい」と須賀氏が話すように、同野球部は女性の雇用の受け皿として、しっかりと機能を果たしている。
    ◎関連リンク→ アサヒ産業株式会社

     
     
     
     
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