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    梅田運輸倉庫 ドライバーに「健康確認カード」

    2016年2月5日

     
     
     

     梅田運輸倉庫(大阪市福島区)は長年の健康管理ノウハウを生かし、簡単に従業員の健康状態を把握できる「健康確認カード」の導入を始めている。安全管理部の岸本恵知課長は、「今後もドライバーへの浸透を図っていきたい」と話している。
     同社では健康管理について、「もっとドライバーに定着しやすい仕組みづくりを」と、岩﨑小夜子常務が健康確認カードを考案。同カードは、毎年2月に受診する健康診断の結果を受け、高血圧、心血管系疾患、糖尿病、SASの疾病の有無がカードに記載されている。疾病がある場合は、薬の服用の状態や何年度の診断結果であるかなどが赤字で記載される。毎年内容を更新し、変更されているかどうかを把握するため、カードの色も変えている(前回は青色で今回はピンク)。
     運行管理者も全ドライバーの健康状態を把握することが難しいため、カードは大いに役立っている。毎回提示することで、ドライバー自身が健康に関する意識が高まり、点呼者が代わってもカードがあれば、誰でも健康状態を把握できるのも特長。


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     カード導入が健康への意識に影響を与えているのか、同社の近年の健康診断では、オプションの血液検査でガンの可能性が分かる検診を受診する従業員が多くなっている。岸本課長は「会社側が躍起になって与えるばかりでは何も変わらない。会社と従業員の双方の意識が変わることで、はじめて成果が出てくる」と考えを話す。
     同社は外部機関との連携で、健康管理体制を確立させている。「医療機関である『大阪健康クラブ』や産業医の協力があってこそ、当社の健康管理の整備が成り立っている。『ここまで健康のサポートをしてくれる会社は他にない』というドライバーの声がうれしい」と同課長。「健康管理に終わりはない。継続してリスクを少しでも減らせるよう、今後も会社を挙げて取り組んでいきたい」と話した。

     
     
     
     

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