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    田辺倉庫 「電子部品管理でノウハウ蓄積」

    2016年2月10日

     
     
     

     田辺倉庫(田辺敬勝社長、神奈川県川崎市高津区)が川崎の地で産声を上げたのは1964年のこと。今年で51年目を迎える。現在は川崎市内を活動の中心としながらも、静岡県の御殿場市にも拠点を構えている。
     同社の歴史を語る上で、大手電機メーカーとの関係は避けて通れない。田辺倉庫は当時、川崎市内に工場を構えていた大手電機メーカーのパートナーとして成長してきた。特に高い専門性と、繊細な取り扱いが要求される半導体などの電子部品保管の分野においての評価は高く、そのノウハウは同メーカーとの関係の中から築き上げられたものだ。
     同社で倉庫事業の中心を担っている佐藤知也常務取締役は「一流メーカーのパートナーとして仕事をさせてもらったことで、高度なノウハウが蓄積されただけでなく、スタッフの教育についても高いレベルのものを実施することができた」と説明する。これらは同社の財産となり、「50年間存続することができた理由の一つ」と続ける。現在は電子部品保管サービスのほか、DVDなどのパッケージのシュリンク作業、封入・検査・組み立てから保管・発送までを一括して請け負う「流通加工サービス」の分野にも力を入れている。電子部品保管で長年培ったノウハウが、ここにも生きている。「機械化が難しい手作業でのサービス提供は最も得意とするところ」とし、近年は化粧品などの取り扱いも手がけ、サービスの幅を広げている。


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     同社のもう一つの強みが川崎という立地だ。近年増えているのが、新しいタイプの雑貨取り扱いだ。若者向け商業施設などに店舗を構える雑貨・小物メーカーは、本社を東京都の渋谷区や世田谷区、目黒区などに構えているケースが多く、社員が東急東横線や田園都市線沿線に住んでいる企業が少なくない。川崎市内に倉庫があることで、商品のスムーズな管理が可能となる。商品以外にもディスプレイ用の棚や机の保管も請け負っており、それら店舗用の備品は御殿場で預かり、商品は川崎で保管するという使い分けができるのも強みとなっている。「御殿場との融合が徐々に実現できつつある」と佐藤氏。
     また、倉庫事業以外ではグラフィック・印刷の分野でも事業を展開。紙媒体ではなく、大型印刷機を使った駅や道路の案内表示など立体物への印刷を得意としており、こちらの分野でも順調に推移している。
     グループとして、グラフィック部門の仕事を増やしている背景には「今いる社員を守る」という目的がある。同社は約140人の従業員を抱えており、同程度の規模の倉庫会社に比べて、従業員の数が多い。かつては今以上の従業員を抱えており、時代が移り変わる中で、やむを得ずリストラを行った苦い経験がある。別分野の仕事を増やすことで、グループ全体として雇用を守っていくという田辺社長の考えがある。
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     今後については、「周辺事業の仕事が増えれば、物を預かる機会も増える。今の仕事を大切にしながら、グループとして倉庫事業と他の事業の融合を図っていきたい」と佐藤氏は語る。
    ◎関連リンク→ 田辺倉庫株式会社

     
     
     
     
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