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    ロジスティクスネットワーク ドライバー不足に対応

    2015年12月19日

     
     
     

     「物流のメーンテーマは、ドライバー不足への対応だ」。
    ニチレイグループの低温物流事業部門であるニチレイロジグループ本社の傘下で、物流ネットワーク事業を行うロジスティクス・ネットワーク(滋野泰也社長、東京都中央区)の濵田茂樹取締役専務執行役員はこう断言する。
     ドライバー不足を実感したのは2014年の上期だった。「ドライバー不足の影響が徐々に数字に現れ、物流の効率化や顧客との交渉を進め、昨年の下期にやっとその成果が出てきた」という。
     多様な顧客を抱えているため、そのニーズに応えられるだけの動力を常に確保しなければならない。一般的にゴールデンウィークやお盆休み、正月休みの前は物量が急増する。「顧客ごとに繁忙期はズレるものの、波動が大きいため車両の確保には苦労している」ともらす。


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     こうした流れを受け、同社は、パレタイズ化による積み込み・荷下ろし時間の短縮と運送効率の向上に力を入れている。
     まず初めに取り掛かったのは、ドライバーの拘束時間の短縮だ。冷凍食品はドライバーが1ケースずつ手積み・手下ろしを行う場合が多く、熟練度によって作業の早い人、遅い人のばらつきが生じていた。時間通りに来ても前の作業が終わるまで積み込めず、配送先への到着時刻に影響したり、逆に予定より早く終わってしまったことで、配送先で待つという事態も起こりかねなかった。
     これまで10トン車にバラ積みしていたものをパレタイズ化し、パレット単位での荷役作業を標準化した。「パレットであれば、女性でも30分程度で作業を終えることができる。積み下ろしだけで2〜3時間は変わってくる場合もある」と濵田取締役。作業負荷を減らすことで、拘束時間の削減、そして作業の標準化につながり、ドライバーにとって優しい仕事へと変貌した。
     しかし、パレタイズ化するとトラック1台あたりの積載効率は悪くなるため、いかにしてトラックの稼働率を上げるかが課題だ。濵田取締役は「パレタイズ化によって削減された時間を活用して、トラックの稼働率を上げることで、全体の運送効率を改善していかなければならない」と力を込める。同社の物流を支える協力会社約100社とは、日頃の安全指導や交流会を通してパートナーシップを築いている。
     グループの拠点間における幹線便では、待機時間の削減に取り組む。アトランダムに来るオーダーに合わせ、不規則になっていたトラックの入出庫は、オーダーから出庫までの業務スケジュールを管理することで、定時発着できるように改善している。
     今後も「社外や顧客の理解を得ながらの効率化・最適化に努める」 と濵田取締役。引き続き、ドライバー不足への対応を第一に据え取り組んでいく。「現在行う事業を安定稼働させるためには、短期的には適正な人員を配置することが必要で、中長期的にはITやマテハンを使っての効率化がテーマ」だという。
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     また、担い手不足の中、将来的に物流業界に多様な人材が参入することを視野に入れる。「作業を平準化し、誰にでもできるような形にして、仕事を協力会社にお渡しできるよう、今後、我々が努力していく必要がある」。
    ◎関連リンク→ 株式会社ロジスティクス・ネットワーク

     
     
     
     
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