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    各地で見られる危険な道 「酷道」の存在

    2016年5月20日

     
     
     

     トラックドライバーは毎日のように公道、国道を走っている。国道とは国が管理・建設する道路であって、全国的な幹線道路網を構成しており、国内で最も整備された公道と考えられる。しかし、国道の中には「酷道」とも呼ばれるような、登山道にしか見えないような国道や商店街内にある国道も存在している。今回は「酷道」について調べてみた。
     国道の指定を受けている道路は、主要な都市と都市とを結ぶ道路、高速道路との連絡機能を持つ道路、主要な港や空港などに通じる道路、主要都市・高速道路・主要港(空港)の3点をつなぐ道路が国道として優先的に指定されている。
     しかし、一部の愛好家によって「酷道」と呼ばれている国道がある。一見して国道とは思えないような国道を指して呼ばれているようだが、大阪市と奈良市を結ぶ国道308号はまさに、「酷道」と呼ぶにふさわしい道と言える。


    ■急勾配■
     大阪府と奈良県の県境にある暗峠(くらがりとうげ)付近では、ほぼ車1台しか通れない道が続き、かなりの急勾配(最大勾配31%)で、思ったよりも交通量が多い。当然、あちらこちらで車がすれ違うことができずに立ち往生している。普通車だけでなく、トラックを見かけることもしばしばだ。
     大阪府八尾土木事務所によると、「国道308号は大昔からある道で、国道認定されて残っている。府道や市道にすることも検討されたとは思うが、いまとなっては管理の関係上で国道として残っているとしか思えない」という。同号は「闇越奈良街道」とも呼ばれ、奈良時代に造られた歴史のある国道だ。
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    ■商店街に・・・■
     また、登山道のような国道だけではなく、街の中にも「酷道」は存在する。大阪府内に2本ある国道170号。新しい国道170号が造られても旧国道170号の名称はそのまま残っている。旧同号を北に進んでいくと、近鉄・瓢箪山駅付近で、急にアーケード商店街が姿を見せる。この商店街は「ジンジャモール瓢箪山」で、午前8時から午後9時まで車両の通行は禁止となっている。
     大阪国道事務所によると、「一般的に新しい国道が造られると、古い国道の名称が同じになるのを避けるようにしている。国道170号は府の管轄なので、なぜ同じ名称にしているのかはわからない」という。八尾土木事務所によると、「新旧両方とも正しく『国道170号』。もともと大阪万博の頃に、外環状線を整備する際に造られた。旧道を府道や市道にしようという動きもあったと思うが、残した事情があったのだろう。正直、いまとなっては府が管理する上で残したとしか考えられない」としている。
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     青森県には国道339号という有名な「階段国道」もある。国道の総延長は5万km以上となっているが、国道とは思えない国道も多いようだ。
    ■酷道には少ない?「ガードレール」■
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     「酷道」のなかには、ガードレールもなく、「落ちたら死ぬ」という看板を設置しただけのところもある。車両とドライバーを守るガードレールは設置されているのが当然と思われているが、「酷道」では設置されていないことが当然のようだ。
     鋼製防護柵協会のHPによると、日本に設置されているすべてのガードレールをつなぎ合わせると約17万2000kmで、「鋼製防護柵の歴史は、昭和31年に近代防護柵の先駆として、神奈川県足柄郡箱根町の国道1号に旧建設省によってガードレールが採用されたことに始まる」という。
     ガードレールに接触し破損させた場合、どのくらいの費用がかかるのだろうか。国交省の資料によると、材質によって異なるが、1m当たり4000〜1万円ほど。橋梁用のものが同3万7000円。コンクリートのもので同3万5000円ほどかかる。
     同省によると「原則的には(破損させた)原因者負担。車道や歩道、鉄道用などガードレールにも種類が多くあり、強度も異なるため、一般的にいくらかかるとは言えない。しかし、材料費のほかに工事費や事務費、撤去費用などもかかってくる」としている。

     
     
     
     
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