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    ためらう高級車購入 荷主や従業員に気を遣い・・・

    2016年11月15日

     
     
     

     運送会社の経営者には、車好きが多い。中には、「いい車に乗るために仕事をしている」と話す社長もいるほどだ。そのため、高級外車や、国産でも高級車に乗る社長は多い。それが日々のパワーの源ともなり、また、経営者としてのステータスともいえるのだろうが、ただ、こうした高級車を手にすることに少なからず、ためらいを抱えているケースもあるようだ。
     「車は大好きで、将来は高級外車に乗りたいと思っている」と話す福岡県内の事業者。しかし、「従業員や取引先の手前、購入することに多少の戸惑いもある」と本音を打ち明ける。
     「社長になれば、あんないい車に乗れる。だからおれも頑張ろうと思ってくれると嬉しい」というが、「みんながみんな、そうは思わない。多くはその逆で、あんないい車に乗れる余裕があるなら、従業員に還元しろとなる」とし、「それが根っこにあるため、どうしても購入には及び腰になってしまう」と指摘する。


     そのため、同社長は日頃から、従業員を前に、ことあるごとに、乗りたい車の話をしているのだという。従業員に広く知ってもらうことで、自然と購入しやすい環境を作ろうとしているのだ。
     「全従業員のうち少なくてもいいから、うらやましい、おれも私も頑張れば、あんな車に乗れるようになるから頑張ろうという気持ちになる者がいれば、高級車に乗りたい」と同社長は話している。
     一方、同じく県内の事業者は、「ひがみやねたみの声の方が多い」とし、「自家用車を買う際は、自分の乗りたい車を我慢してグレードを落として、これくらいなら大丈夫という車を選んでいる」という。同社社長には、荷主の担当者から嫌味を言われた苦い経験がある。「高級車だが中古で買った車を乗っていた際、荷主の担当者から、よほど儲かっているんだねえ」と皮肉たっぷりに言われたのだという。
     それ以来、「自分の乗る車には気を遣い、嫌味を言われない程度の車を選んでいる」と同社長は打ち明ける。
     車好きの経営者にとって、自分の乗る乗用車にはこだわりがある。やはり、「いい車に乗りたい」というのが本心だ。しかし、従業員全員に頭を下げて自分の乗りたい高級車を購入させてもらったという社長も存在するなど、従業員や荷主の手前、そこには少なからず、戸惑いやためらいもあるようで、あれこれと理由づけをしながら高級車に乗るのも、それが根底にあるからだ。
     「自分の会社なので、どんな高級車に乗ろうが関係ない」と、我関せずで、堂々と高級車に乗る社長もいるが、「本来は、従業員をはじめ、みんなに認められて、高級車に乗ることが理想なのだが」というのが、本音のところといえそうだ。

     
     
     
     
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