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    トラック盗難の現状 全国各地で発生、各社にあった防犯対策を

    2017年8月2日

     
     
     

     運送事業者にとって一番の財産といえるトラック。自動車盗難全体の件数は減少しているものの、商用車にも利用されるハイエース(トヨタ)は最近、よく盗難に遭う車両としてもクローズアップされているがトラックの場合、バラバラにされてエンジンなどがロシアや中東へ輸出されているという。トラックは新車価格が高騰し、納車まで相当日数がかかるだけに、待ちに待った新車が盗まれては目も当てられない。トラックの盗難について調べた。
     自動車の盗難件数は減少しているものの、全国各地でトラックの盗難が発生している。北海道警が苫小牧を拠点とする二つのトラック窃盗グループを摘発した。二つのグループが盗んだトラックは計120台で被害額は2億6000万円に上るという。トラックの多くは、エンジンなどの部品がバラバラにされ、中東方面に輸出されていた。
     愛知・滋賀・山口の3県警は3月29日、盗難トラックがコンテナに保管されているとして、名古屋港を捜索した。コンテナには兵庫県養父市で盗まれたトラックが積み込まれていたという。


     東京では1月、盗難トラックに気がついた警視庁のパトカーが追跡。逃走する盗難トラックは警察車両6台に衝突するなど、大破した車両も出たという。盗難トラックは同じ日に江戸川区内の運送会社から盗まれた2トン車だった。
     警察庁や国交省、日本損害保険協会などが参加する「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」によると、2015年と16年で最も盗難に遭っている車両は商用車としても使われるハイエース(トヨタ)で、トラックではエルフ(いすゞ)となっている。
     なぜ、エルフの盗難率が高いのか。日本損害保険協会に聞くと「警察庁の許可でホームページに掲載している。内容についてはお答えできない」という。警察庁では「盗難が多い理由について車種ごとに分析しているわけではないが、エルフに限らず大型車全体として、エンジンは海外で人気が高く、盗まれた大型車は解体されて部品や鉄くずとしてさばかれているケースもある。駐車時にはカギを抜いておくことはもちろん、防盗性の高いハンドルロック・ホイルロックなどの装着も検討し、盗難防止対策を講じてほしい」としている。
     ただ、この「盗まれやすいトラック」というのは、調べる団体や年によっても、かなり違いが出てくるようで、自動車盗難防止協会(福岡市)では、狙われやすい車両としてキャンター(三菱ふそう)を挙げている。
     また、「狙われたのは、盗みやすかったからだろう」と話すのは、トラックの盗難に遭った、郊外に事務所と車庫を構える運送事業者。「周囲は畑と田んぼ。街灯も何もない。農村地帯なので防犯カメラも付けていなかった」という。「これからは気をつけようと、せめて門だけでも作る」と、自前の門を作製したという。
     今後も運送事業者はそれぞれにあった盗難防止の取り組みを続ける必要があるようだ。

     
     
     
     
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