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物流ニュース
ハローワーク活用方法 求人者の立場で考える
2018年8月16日
厚生労働省が発表した自動車運転者(トラックドライバーを含む)の有効求人倍率(常用、パート含む)は、1月で3.03倍、昨年終わりから3倍を超える推移となっている。新規求人倍率は3.49倍と上昇は止まることはない。全業種の有効求人倍率は1.5倍程度で落ち着いており、自動車運転者の約半分で推移、依然として危機的状況は変わらない。
そのような中で陸上貨物輸送各社ともに求人には注力を続けているが、熊本市の事業者では、地場、長距離共にハローワークやウェブで求人を出し、両方で効果が出ているという。「ウェブでの求人は昨年から始めたが、若者を中心に応募がくる」という。年配の方からの応募は比較的少なく、「時代の流れと共に求人の方法も変わる。今はスマートフォン」だという。「若者は休みがいかに多いか、勤務時間がいかに少ないかが勝負。地場を中心に説明文を書くと応募は多い」というが、反対に長距離は反応が薄い。
ハローワーク活用例では、大阪市の事業者は「ハローワークの求人票だけで効果は出る」と断言する。「ここ数年ハローワークのみだが、人手には困らない」というから驚きだ。
「ハローワークで集まらない、という会社に多いのが自社の求人票も見たことがない社長」だといい、「求人票を検索する求人者の立場に立ってみると良い」と説明する。「4トン地場、10トン長距離、のように、ただ書いていても人は集まらない。くどいくらい仕事の説明をし、不安を取り除くこと」と主張する。求人検索画面では、写真の添付もできるが、「会社の雰囲気を伝えようと笑顔の社員の集合写真を掲載しても無意味に等しい。実際の写真に説明文を加えた画像を掲載するなど、とことん費用対効果を追求すべき」と語る。
「人材は人財。人を増やすことで収益増を狙うならばやり尽くすべきだ」と訴える。
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