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物流ニュース
フェデックス 新砂営業所の内覧会を開催
2007年7月18日
フェデラルエクスプレス(東京都千代田区)は10日、昨年12月に開設した新砂営業所(東京都江東区)の内覧会を開催。同営業所は総面積約1万9000平方mで、同社のアジア太平洋地区最大の施設。日本市場のサービス強化を目的に、24億円を投じて建設された。
内覧会では、上屋での朝のソート作業を見学。前日にアジア地域で集荷された貨物は、朝に成田空港に到着し、シャトルトラックで同営業所へ。バーコードを読み取り、1時間に6000個の処理能力を持つ最新式の自動仕分けシステムでサイズごと、配送先ごとに仕分けられていく。仕分け処理の済んだ貨物は140台の同社専用車両に搭載され、午前11時には配送を開始するという。
同営業所併設のリージョナル・ディストリビューション・センター(RDC)では、特定顧客に向けた保管型サービスを展開している。精密機械メーカーなどを顧客とし、全世界に向けた緊急配送などに備え保管体制を完備。国内主要配送事業者とも連携し、オーダーが入ったらすぐに配送の手配が行われる。
また、通関部では同社独自の通関システム「FGC」を見学。同システムは全世界で連携が図られており、出発地で貨物データのデジタル化を実施。到着地では、航空機が着く前にあらかじめ通関業務の準備を進めておくことができ、通関プロセスを迅速に処理することができるという。
内覧終了後、氏家正道北太平洋地区担当副社長(下写真)は、同施設をはじめとする日本市場への投資状況について、「集荷の締切時間を延長し、より直接的で、より信頼性の高いサービスを提供するためのもの」と説明。今年中に岡山、仙台、新潟、三重、滋賀での拠点増設を行うと示した。また、輸入・輸出の通関機能や、RDCを持つ同営業所について、「フェデックスの持つ能力を最大限に生かし、包括的なサービス提供ができる」と話した。 (村上千秋記者)
◎関連リンク→フェデラルエクスプレス -
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