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    横河システム建築「yess建築」設計を標準化し初期費用抑える

    2007年10月23日

     
     
     

    「システムとはルールのこと」―。
    建築のプロセスをルール化=標準化することで、「ローコスト」かつ「短工期」を実現するシステム建築。
    業界最大手の横河システム建築(千葉県船橋市)の「yess建築」は、右肩上がりで受注面積を伸ばしている。
    同工法は、「鉄骨フレーム」「金属屋根」「金属外壁」の組み合わせで成り立っており、オーダーメイド型と規格型のいずれかを施工目的に応じて選ぶことが可能。


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     特殊な構造体をしているフレームは、それ自体が高い強度を持つため、最大で60mの無柱空間を作り出すことができ、屋根や外壁には断熱性の高い素材を採用しているため、稼働後の空調コストも削減できる。猪岡修治常務取締役(写真右)は「初期投資だけでなく、ランニング費用も低く抑えられるため、早い段階でのコスト回収を実現する」と話す。
     なお、使う鉄の量も「在来建築に比べて約40%少なく済ますことができる」とし、「経済的な設計」であると同時に、「省資源を実現する、地球に優しい工法」であることもアピールする。
     工期は「施設の規模などによっても異なるが、基礎工事を入れて約四か月程度」。コンピューターによる標準化された設計で、工事のスピード化と安定したクオリティーを実現しているという。
     同社は国内で唯一、システム建築用部材の専門工場を持つ。「部材の調達・加工が自社ですぐにできるのも強み」とし、昨年度は約72万平方mの施工実績を誇る。施設の用途に応じてフレキシブルな設計ができるのも特徴だが、「90%が工場・倉庫用途」だという。高柳隆営業部長(同左)は「短納期・ローコストで、なおかつ無柱空間を広くとれることが評価されている。レイアウト変更にも容易に対応できる」こともメリットに加える。
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    倉庫内部に広々とした空間
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    倉庫外観
     なお、全国に「ビルダー」と呼ばれる施工代理店が約400社あり、両者の協業で、さらなる事業拡大を進める。猪岡常務は「設計・施工プロセスの無駄をなくすことで、高い投資効果をお約束する」と話す。
     詳細は同社HP、http://www.yokogawa-yess.co.jp/

     
     
     
     
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