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    ムービング「アパレル物流のトップへ」精度向上を追求

    2008年3月6日

     
     
     

     「オーダーした商品が、翌朝には各フロアに届く。スタッフが出勤したら、すぐに展示して販売できるように」。野菜などの生鮮食品物流並みのスピードを誇るムービング(堀内良一社長、東京都新宿区)の配送システムは、夜間にフル稼働し、スピーディに流行の最先端であるアパレル業界をしっかりと支えている。
     同社が、流行に敏感な若者達の支持を受けている丸井の配送部門から独立し、丸井運輸として設立したのは47年前。常に「荷主の望むもの」を意識し、対応してきた。


     アパレル商品は、物流の中でも管理する商品内容が特に複雑な分野。同一アイテムでも色・サイズ別があり、さらに、消費者は「欲しい」と思ったその時に商品がなければ、去ってしまうことも多い。店頭での品切れを起こさないために一品一品、単品商品を仕入れの段階から把握する必要に迫られた。
     紆余曲折し、たどり着いたのが、すべての商品をJANコード化すること。そして荷主・配送・販売でEDIのネットワークシステムをつなぐこと。このネットワークの確立により、製造から販売まで常に荷主と情報を共有することができるようになり、SCMニーズを実現した。
     同社が追求するのは「精度(誤出荷をなくし在庫精度の高度化)、スピード、キャパ(物流動への柔軟性)、SCM対応、鮮度維持(丁寧さ)」の5つの品質とコスト。埼玉県の戸田商品センターでの一括入荷・検品と店別出荷(夜間中心)、そして40万点をセンターストックし、生産性分析と効率向上を図っている。時間と労力が掛かりやすい検品作業も、発送の梱包段階から中身を示す連番のSCMラベル管理でノー検品化を実現、時間とコストダウンにつなげている。
     さらに、配送車にハンディを搭載し、配送状況追跡のリアルタイム化も完備している。
     昨年9月、ヤマトホールディングスと業務提携し、セッティングサービス付きの配送で好評を得た大型電化製品などの宅配や引越事業を、ヤマトホームコンビニエンスと統合。自社はアパレル物流事業をより専業化した。
     「変えよう、変わろう、みんなの力で」をスローガンに、ファッション流通業界でのナンバーワン高収益企業を目指す。創業30年を機に90年、社名をムービングに変更。社名のように、常に時代の流れを先取りして動き、荷主満足度を追求し続けていく姿勢だ。
    moving.jpg
    同社戸田商品センター
    ◎関連リンク→ムービング

     
     
     
     
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