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    返金しない損保会社に怒り心頭 事故起こした傭車に保険金

    2011年7月7日

     
     
     

     荷物の輸送を依頼した傭車が貨物事故を起こし、傭車先が加入していた貨物保険の保険金が傭車先に支払われ、その結果、荷物輸送を依頼した元請け運送会社に損害額が支払われない事態が発生している。



     中国地方で建設機械を輸送する運送会社は、数千万円の建設機械の輸送を、同じ地域で同じく重機などを輸送する運送会社に傭車を依頼した。しかし、傭車は輸送中に重機を落下させた。このため、自社で加入する損害保険会社に重機の賠償費を請求。元請けである運送会社に支払われる予定だったため、元請けの運送会社は荷主に対して、ただちに重機の破損に伴う損害額を支払った。

     しかし、元請け会社が傭車先の運送会社に損害額を請求したところ、傭車先は一向に対応に応じず、傭車先が加入している損保会社に連絡したところ、既に請求があり損害金を傭車先の運送会社に支払ったとの返答。

     傭車先の運送会社が支払いに応じなかったため、元請けの運送会社は損保会社に対して「被害者に損害金を支払うもので、事故を起こした傭車先の運送会社に支払うものではない」として、損害金の返金を求めるように要請したが、損保会社はこれに応じず、元請け運送会社は裁判に持ち込んだ。

     破損した重機の弁済金を支払った元請け運送会社は、「本来なら被害者である当社に損保会社は弁済金を支払うべきもの。加入者が請求したからといって、何の調査も行わずに加入者に支払うのは考えられない」とし、「現在、損保会社が加入者で事故を起こした傭車先の運送会社に対して、弁済金の返却を求めるように裁判で争っている。交通事故でも、本来は加害者から被害者に対して保険金は直接支払われるのに、今回の件は、加害者に保険金を支払い、被害者に支払われていないものと同じだ」と、痛烈に損保会社を非難している。

     傭車先の運送会社は、本来は破損した状態でメーカーに重機を返却するようになっていたにもかかわらず、その重機を勝手に修理し、それを売却。さらに支払われた貨物保険金も自らが取り込むなど、計画的で悪質であるとして、同社はこの傭車先の運送会社と損保会社に対して裁判を行っており、一部結審され、傭車先の運送会社に対して、重機の売却金の返金は行われているが、「ない袖は振れない」状態で、元請けの運送会社はこの事態に、「損保会社や傭車先の運送会社には道理が通らない」と怒りをあらわにしている。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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