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物流にも円高の影響 鋼材輸送など急激に失速
2011年11月4日
急激な円高の影響で、物量減少などを懸念する運送事業者も少なくないようだ。大阪府泉北郡で鋼材物流を手がける事業者は、「9月から冷え込んでいた鋼材輸送もようやく動き始め、取引各社に傭車の要請を行うようになった」というものの、「円高で一部商社などは鋼材の購入を控える動きが現れ、10月の連休以降は急激に失速。国内外の不景気が重なり、当社でも例年の2割から3割程度売り上げが落ち込んでいる」と話す。
また、輸出入の輸送を行う事業者でも「(1ドル)75円という戦後最高値の円高で、荷主企業だけでなく、われわれ運送事業者も大きな影響を受けている。これまでは円高と言っても長くは続かず、さほど影響はなかった。しかし、今回は長期化が予想され、また、タイで起きている大洪水の影響で、タイに進出している日本企業も稼働できないなど悪い要素が重なって、国内の物流にも今後、さらなる影響が出るのでは」と不安に感じている。(佐藤弘行) -
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