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育成から紹介へシフト 人材確保に奮闘する経営者
2011年11月15日
少子化で、よりよい人材の育成にもコストを掛けることがままならず、最近では、人材派遣会社を利用する運送会社も増えているようだ。大阪市のある運送会社では、人材派遣会社から配車ならびに幹部候補の紹介を受けた。経営者が面接し、試用期間を経て数か月後に幹部候補として雇い入れた結果、現在では新たな事業を開始し、輸送内容に大きな変化が生まれた。
雇い入れのために高額な広告掲載を行う会社も多いが人材確保はなかなか難しい。高額でもいいからと、人材派遣会社を利用する事業者も増えてきている。大阪府堺市に本社を構える運送会社では、一部の管理職の怠慢により多数のドライバーが退社する事態が発生。人手不足で車両を停車させている状況に頭を悩ませ、新たな管理職確保に躍起になっている。そんななか、人材紹介の情報を聞き付け、新たな管理職の採用を検討している。
同社社長は「今までは自社で育成していたものの、なかなか思うようにはいかず、人を入れ替えするだけになってしまっていた。自社で育てることが最も重要ではあるが、教育費用を考えれば十分採算が取れることから、人材紹介で新たな管理職を雇い入れたい」と話す。
人材紹介で労働者を雇い入れた会社では、ほとんどが長期の雇い入れになっているようだ。(佐藤弘行)
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