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    高速に荷物落下させ破損 自ら処理して虚偽報告

    2011年12月22日

     
     
     

     大阪府堺市の運送事業者は、ドライバーの子どもじみた行為により、あわや荷主との取引を停止されるという事態に陥った。同社は大手建設資材メーカーと取引しており、数台の専属トラックで毎日、近畿圏内を配送している。車両のほとんどは平ボディーで、普段から同社では荷崩れや荷物が落下しないよう、締め付けなどを厳しく指導している。



     12月に入って同社でも繁忙期を迎え、毎日忙しく建材を輸送していた。ある日、届け先の荷主から荷物が数個不足しているとの問い合わせがあり、ドライバーに確認したところ、ドライバーは「積み込んだ荷物を指定の場所に運び、下ろした」と説明。

     しかし、荷主はやはり指定の数だけの荷物が存在しないことを同社に連絡。同社は出荷主にも問い合わせたところ個数の間違いはしていなかった。

     不審に思った同社は、そのドライバーが乗車するトラックのドライブレコーダーを分析したところ、ある高速道路のパーキングで長時間停止している状態が撮影されており、ドライバーに説明を求めると、「実は高速道路上に積み荷を落下させ、慌てて散乱した荷物を回収したものの、荷物は破損していたため自己判断で処理した」と打ち明けてきた。

     その後、道路公団からも同社に連絡があり荷物落下について注意を受けた。ドライバーに、なぜ報告しなかったのかと尋ねると「会社に怒られると思った。落下した荷物を回収して、破損した荷物は自分で処理すれば発覚しないと思った」と理由を説明。

     社長はドライバーと両親を会社に呼び出した。ドライバーは大変なことをしてしまったと初めて自覚したものの、荷主は同社との取引を「今後考え直す」として、現在も取引停止にはなっていないものの、荷主からの信頼は完全に失った格好だ。社長は毎日のように荷主を訪れて、取引継続を願っている。

     社長は「本当に幼稚な行為。運送業は荷主と運送事業者の間で信頼関係が築き上げられて商売が成り立つ。信頼を失ったことで当社は長年取引していた荷主を失う恐れもあり、本当に情けない。他社でも運送業を経験してきたドライバーだが、余りにも質が悪すぎる。もっと業界挙げてドライバーの教育が必要だ」と話す。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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