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    チェッカー不具合に困惑 餃子でアルコール反応

    2012年2月16日

     
     
     

     点呼時のアルコールチェッカー使用が義務化されてから、各社で様々な機器が使用されている。だが、センサーのタイプや精度などは規定されていないため、使用している機種は様々で、価格も数千円の簡易型から数十万円の本格的なものまで千差万別だ。義務化から時間が経過すると共にセンサーの不具合が生じて、労務管理に支障をきたしている事業所もあるようだ。


     神奈川県の事業者は、様々な検知器を検討して高価格な機種を導入していた。社員教育にも力を入れ、当然、飲酒運転や点呼時にチェッカーの反応が出た場合には処分があることも服務規程に盛り込み、安全運行を徹底して守ることを貫いてきた。

     ところが、肝心のチェッカーの不具合が連続し、会社側の厳格な方針が通用しなくなってきたのだ。そのチェッカーはジュースやドリンク、一部の食品など、アルコール分が一切ないものにも誤って反応し、ドライバーを困惑させた。帰庫時にチェッカーに反応が出たために調査をすると、昼食に食べた餃子に反応していることもあった。

     毎回の点呼で誤作動による飲酒検知が増えて、同社では不具合の多さに耐えられず、他メーカーの機器に変更した。

     ドライバーにとって点呼は、プロとしてのプライドが問われる場ともいえる。ある地域でトラック事業者らが「飲酒運転撲滅宣言」の署名をしようとした時に、一部の事業者から「プロとして飲酒運転をしないことなど当然の話」として、逆に署名運動に反対の声があがった。多くのプロのトラックドライバーにとって飲酒運転などするはずがないという認識だ。

     そうしたプライドも、毎回のようにチェッカーが誤作動すれば失われかねない。同社が不具合に気がついたのは、採用方針として飲酒しない人を優先してきたからだ。7、8割が酒を一滴も飲めない人員を採用しているにもかかわらず、点呼時にひっかかるため、誤作動だとわかった。

     誤作動が労使間の不信を招く。運送業界を取り巻く環境が厳しい時だからこそ、機器の精度、正確性も求められるようだ。(千葉由之)

     
     
     
     
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