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薄暮時に交通事故多発 早めのライト点灯を
2013年12月26日
例年、年末に向けて交通事故件数が増加する。「忘年会のシーズンで気が緩む」「年末の慌ただしさで気持ちがはやる」ということもあるだろうが、「薄暮」が原因ではないか、という意見も多い。日没が早まる10月以降、薄暮時の交通事故が多発するという。
警察庁の「交通事故発生状況」(平成24年)によると、5月は5万1100件、6月は5万1589件だったものが、10月は5万9766件、11月は5万8515件、12月は6万2609件となっている。1日平均の死者数は5、6月が10人に対し、10月が14.1人、11月が14.4人、12月が16.2人となっている。警察でも注意を喚起しており、石川県警では交通事故防止対策の一環として、「薄暮時の早めのライト点灯運動」を推進している。「県交通安全県民運動の重点的取り組み」として、「薄暮時は、一日の仕事の疲れなどで集中力が低下するほか、薄暗くなるので人や車の発見が遅れ、交通事故が発生しやすくなる」としている。
長野県警でも「夜間・薄暮時の交通安全のアドバイス」として、「他の車両の交通を妨げるおそれのない場合は前照灯を上向きにし、歩行者の早期発見に努めるなど、こまめにライトを切り換えましょう」「夜間は、特に見えにくい右からの横断歩行者に注意しましょう」と呼びかけている。
京都府警も京ト協あてに「薄暮時における交通事故防止について」とした文書を送付。「ドライバーが急激な日没の早まりなどに順応できず、横断歩行者の発見遅れに起因することが多いが、早めのライト点灯とアップライトによるこまめな切り換えで視認距離を広げることが大切」と指摘している。
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