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第167回:「借入金が多い」と問題に
2014年1月31日
この度、マイホームを購入するために住宅ローンを金融機関に申し込んだ社長がいます。会社は従業員がいません。社長一人だけです。また、社長が原価意識に目覚めたのが原因で、ここ数年は連続して黒字決算です。
この連続した黒字決算が社長を強気にさせたのでしょう、「自宅で家賃を払っているくらいなら、そのお金で住宅ローンが払えるではないか」と思い、不動産屋とマイホーム購入の契約をし、手付けを打ちました。そして、会社が使っている金融機関が早速申し込みを受け付け、社長から3年分の決算書の写しをもらい審査に入りました。会社の決算書には、借入金という科目が表示されています。会社は金融機関からの借金は一切ありません。その借入金の内容は、社長が会社から給料をもらう際、給料をまるまる引き出さず、必要な生活費を必要な時に通帳から引き出し、差額をプールしていたことによります。借入金は中古のマンションが買えるくらいの額になっています。金融機関では、この借入金が多すぎると問題になったようです。
しかし、会社が社長一人で従業員がいないこと、給料を全額とらずして未払いとなった金額が多すぎますが、通帳の残高からして一括で返済しようとすればできなくはないこと、そしてここ数年、連続して黒字決算であることが認められ、無事住宅ローンの契約ができました。社長は、実際のところ借入金が多いからダメかもしれないと思っていたそうで、契約ができてよかった、と話していました。
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