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物流ニュース
ハイペリオン マテハンのリユースサポート「マテバンク」運営
2013年9月30日
ハイペリオン(東京都豊島区)は、マテハンのリユースをサポートする「MATEBANK(マテバンク)」を運営している。同サービスは、不要なマテハンを同社が物流事業者から買い取ったうえで新品より安い価格で再利用者へ販売するケースと、売却と購入のニーズを同社がマッチングし、直接取引を促すケースの二通りで展開。カゴ台車、ラック、ネステナー、コンベヤーなど、汎用性の高い機器を中心に取り扱う。
取締役COOの二宮修次氏(写真右)は、「処分されるマテハンの中には、まだ使える物もあり、次に使う企業がタイムリーに見つかれば捨てる必要がなくなるのではと考えた」と説明。もともとは日本3PL協会の会員内で持ち上がった構想だったが、同社が事業化を行い、現在では同協会会員以外にもサービスを提供し、ユーザー数は750を超えるという。
特に注力しているのがマッチングだ。「当社が在庫リスクを負う必要もなく、保管・配送コストもかからないため、売り手・買い手ともに好条件で取引できる」。配送方法はケースバイケースとなるが、「自社車両で相手先に引き取りに行くことも多い」という。
同サービスを有効に活用するなら、早めの相談が有効。売却ニーズであれば、「たとえば、3か月後に倉庫がクローズし、『これだけのマテハンが不要になる』ということを連絡してもらえれば、その間に必要とする事業者を探しておくことができる」。新倉庫開設時の購入ニーズも同様で、事前に必要数量を伝えておけば、「オープンまでに要望に合った売却ニーズをキャッチし、提供する」。
マテハンメーカーとも連携しており、「規模が大きい現場で、中古品だけで必要量がそろわなければ、不足分を新品で補うといったトータルな提案を行っている」という。
取引価格について池内直樹氏は、「中量ラックが通常買い取りだと1台3000円前後で、買いたい事業者が現れるのを待つマッチングスタイルだと倍額以上になることもある。今後は流通量を増やし、買い取り価格を上げて、販売価格を下げられるようにしたい」と意気込み、同COOも「気軽に見積もり依頼をしてほしい」と語る。
◎関連リンク→ ハイペリオン株式会社この記事へのコメント
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