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    加成屋 杉山弘幸社長 「経験が全て生かされている」

    2016年1月15日

     
     
     

    【静岡】「まさか自分が運送会社の社長をするとは思っていなかった。運送業とは全く別の仕事も経験してきたが、今となって考えると無駄なことは何もなかった。全て生かされている」と話すのは、加成屋(静岡市葵区)の杉山弘幸社長だ。
     杉山社長は平成16年3月に事業認可を受け、同社を本格的にスタート。その前は、整備士や建築資材販売業を経験。大手保険会社で管理職として活躍した時期もあり、「その時に学んだ経営のノウハウが、今に生かされている」と振り返る。
     同社を訪問すると、ドライバーが車両をピカピカに磨きあげる光景が目に飛び込んできた。「車好きであれば、自分の車を大事に扱うのは当然。ベテラン、新人を問わず、車両を大事にするドライバーには新車を与える」と話す杉山社長。自身も根っからの車好きで、少年時代はレーサーに憧れた時期もあった。「車を大事に扱う人間は、総じて事故を起こさない」と、一般的に言われる車両美化と交通事故の関連性を体現しているとも言える。


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     同社は、20代のドライバーが多く在籍しているのが特徴。車両の美化が意外な効果をもたらす場合もある。杉山社長は「人材の確保が難しい中で、当社のトラックを見て応募してくれるケースがある。お客様に評価してもらえるのはもちろん、一般の方に見ていただけているのも嬉しい」とにっこり。
     車両美化だけに留まらず、礼節やあいさつも厳しく指導しているという。「あいさつやマナーなど、社会人としての振る舞いができていないのに、トラックだけを綺麗にするのは違う」と、社会人としての在り方も重要視し、厳しくも愛情を持って教育している。
     杉山社長は「労働時間の問題などで厳しい業界だが、人材不足の観点からも、ドライバーが働きやすい環境にならなければならない」と現状を危惧している。

     
     
     
     
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