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  • ブログ・鈴木 邦成

    サプライチェーンセキュリティマネジメント

    2008年9月14日

     
     
     

    米国大統領選挙と我が国の物流業界
     黒人初の大統領を目指すオバマ候補(民主党)と、女性副大統領候補のペイリン氏を指名したマケイン候補(共和党)による米国大統領選挙がいよいよ最終コーナーに差し掛かりつつあります。
     黒人の大統領が誕生しても、女性の副大統領が誕生しても米国初の偉業となりますが、同時に我が国の経済、外交への影響も気になるところです。
     サブプライム問題、グルジア問題、政府系ファンドの国際的な躍進への規制問題など、米国大統領が強力なリーダーシップとイニシアチヴを発揮することが国際的にも求められてくることでしょう。
     我が国の物流業界にとっても原油高騰問題などのエネルギー関連政策で米国の次期大統領がどのような国際外交、国際戦略を展開するかということは大きな関心事となってくるのではないでしょうか。
    サプライチェーンセキュリティの充実が課題に
     最近、「サプライチェーンセキュリティマネジメント」という言葉をよく耳にします。9・11以来、ロジスティクス分野を中心に米国企業のサプライチェーン全体に対するセキュリティ管理は強化の一途をたどっています。
     あわせて輸出入製品の管理に対するチェックもきびしくなる方向です。米国政府も輸配送、保管などにおける安全管理の徹底、トレーサビリティシステムの充実をビッグテーマととらえています。
     今後、「サプライチェーン全体のセキュリティをいかに管理し、安全にモノを輸配送していくか」ということがこれまで以上に重視されるようになるわけです。
     

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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