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    第120回:展示会にみる植物工場ブーム

    2011年11月29日

     
     
     

     先日、千葉県の幕張メッセにて開催されていた農業の最新技術などが発表される展示会である「アグロイノベーション2010」に行ってきました。毎年、アグロイノベーションでは様々な機会や技術を持つ企業が参加されているので、私にとっても非常に楽しみにしている展示会の一つです。


     今年はというと、とにかく植物工場(関連のブースが目につきました。おそらく、出展ブースの約半数程度がLEDや蛍光灯、水耕栽培システムなど植物工場に関連するブースだったと思います。
     近年では、国内自給率の低迷や耕作放棄地の増加、若手就農者の減少などにより、日本では農業分野に注目が集まっております。最近は、農業のIT化や機械化などが促進されていることもあり、植物工場への注目も高まっているのでしょう。物流会社にとっては、遊休不動産の解消手段の一つとしても検討されています。実際に、物流会社の空いている倉庫を活用し植物工場を開設しレタス栽培を行っている企業もあるようです。
     現在、全国には35箇所の人口光型の植物工場が存在します。しかし、採算が取れている植物工場はそのうちの3箇所程度だと言われております。初期投資では、農林水産省や経済産業省などの助成金を上手に活用し初期投資を抑えることができたとしても、ランニングコストで赤字の企業が多いのです。
     先日、ある植物工場を訪問してきましたが、そこの植物工場では水道光熱費が約6割以上のコストを占めるとおっしゃっていました。もちろん、そこの植物工場も採算が取れるまでには至っておりません。最大の課題は、ランニングコストが大きいため安価で販売できないことでしょう。このため、「コストを下げる」か「付加価値をつけ高値で販売する」しかないのです。最近では、付加価値をつけて販売することを目的に、医療用植物の生産を開始している企業もあるようです。
     まだまだ、植物工場は発展途上といったところですが、このまま改善が進むことで十分に採算の取れる面白い農業が生まれることでしょう。今後に期待したいと思います。
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は11年1月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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