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ブログ・船井総研ロジ
第196回:社内一体化を図るために
2013年5月22日
船井総研の創業者である船井幸雄は、マネジメントで最重要視しなければならないこととして、「一体化」ということを挙げています。
昨今、多くの企業でも一体化の重要性を認識され、様々な取り組みをされていることと思います。しかし、会社全体・組織全体を一体化しようとしても、うまくいかないケースがあるかと思います。一体化が図れず、部署ごとの「部分最適」を追求してしまい、「全体最適化」が達成されていない企業も増えています。
そのような場合は、次のように因数分解して自分の会社・組織を見つめ直すと、問題が見えてきます。「社員同士」「経営者と社員」「役職者と一般社員」「先輩社員と新人社員」「正規雇用社員と派遣社員」「フルタイム社員とパート・アルバイト社員」「学歴・学閥・派閥」「拠点間・営業所間」。どこの部分がボトルネックになっていて一体化を図れないか、まずは洗い出すことから始めてみてください。
船井総研でも、一体化を図るために取り組んでいることがあります。月に2回全社員が集まる会議日があるのですが、その日の朝礼は「一体化朝礼」と題し、30分の時間をとっています。7、8人のチームを作り、そのチームごとにコミュニケーションを図るのです。編成は毎回変わりますが、年齢別、出身地別、五十音別、血液型別、誕生月別、家族構成別など、ランダムでチームを作ります。普段、コミュニケーションをとらない部署やチームの人と交流する場をもつことにより、お互いのことを知り合うのです。
一体化というのは、まずはお互いを知ることから始まります。人間は自分の身内や知り合いには自然と仲良く接するものです。最近は見ず知らずの人への心配り・マナーがおろそかになりがちでもあり、このような取り組みは業績向上において、とても重要になっています。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は12年8月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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