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  • ブログ・野口 誠一

    第87回:倒産する人・しない人15か条 心で稼げるか否か

    2004年9月23日

     
     
     

     「倒産する人・しない人15か条」の第10条は、「心で稼げるか否か」である。
     心で稼ぐとは、顧客・消費者の立場に立ってモノをつくる、販売する、サービスを提供する、という意味である。換言すれば「顧客本位」「顧客第一主義」である。このスローガンを社是・社訓のなかに謳っていない会社はまずあるまい。が、その精神が組織の隅々に、社員の1人ひとりに浸透しているかどうかは、また別問題である。ただの飾り、気休めにすぎないケースも少なくない。
     どこの会社にも人事組織図がある。1番上に社長が座り、以下取締役、幹部、一般社員と連なるピラミッド型が大半であり、「顧客」の文字はどこにもない。顧客第一主義を標榜するなら、社長の上に顧客があってもおかしくないのだが、そんな組織図など見たこともない。企業側に「心で稼ぐ」意識が薄いからであろう。


     最終的に企業を支えるのは顧客である。とりわけ自社商品・サービスのファン、リピーター、生涯顧客は、企業にとってかけがえのない財産である。それは、新規顧客の獲得に要する時間とコストを考えれば明らかであろう。その最大の財産を組織からはじき出し、いくら経営企画室や経営戦略室などつくっても意味はない。
     つくれば売れる、売れれば儲かる、そんなバブル時代はとっくに過ぎた。いまやあらゆる商品・サービスの価値と価格決定権は顧客・消費者側にある。そういう時代こそ、いかにして生涯顧客を創造し、いかにして組織の中へ取り込むかが「勝ち残り」の決め手となろう。とすれば、企業の選択肢はただ1つ、徹底して顧客・消費者の立場に立つことしかあり得ない。それが「心で稼ぐ」ということであり、いまや「心に汗をかく」時代に入ったのである。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    野口 誠一

    八起会 会長
    株式会社ノグチプランニング 代表取締役

    昭和5年 東京生まれ、日本大学卒業。
    昭和31年 25歳で玩具メーカーを設立し、従業員5名・月商150万円でスタート。 わずか5年で従業員100人・年商12億円を売り上げるまでに成長させる。
    しかし、ドルショックと放漫経営がたたり、昭和52年に倒産。自宅や工場などの全資産を処分して負債を処理し、会社を畳む。
    翌53年、倒産経験者同士が助け合う倒産者の会設立を呼び掛け、『八起会』を設立。
    弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る『倒産110番』を開設。
    再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を無料で奉仕している。
    昭和59年 株式会社ノグチプランニングを設立し、再起をはかり、執筆活動や全国各地で講演活動を展開している。
    平成28年2月18日 東京都内の病院にて逝去、享年85歳。

    電話番号:03-3835-9510(倒産110番)
    HP:http://yaoki.html.xdomain.jp/

     
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