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物流ニュース
エレクトロラックス社 GXS Logistics Network 導入
2009年6月10日
米国GXSはこのほど、家電機器や業務用機器の世界的メーカーで知られるスウェーデンのエレクトロラックス社が、GXS Trading GridサービスのひとつであるGXS Logistics Visibility のGXS Logistics Network を導入したと発表。
エレクトロラックス社は、 同社と同社に関わる全米の運送業者ネットワークを統合し、業務の自動化による効率化をめざす。
エレクトロラックス社は世界150カ国で、冷蔵機器、食器洗浄機、洗濯機、 掃除機、厨房機器をはじめとする製品を毎年4,000万台以上も販売。なかでも米国は最大の市場であり、米国を拠点とする小売業者や流通業者に正確かつタイミングよく製品を納入することが不可欠となっていた。
同社は北米7拠点に工場を保有しており、出荷業務の委託先は200社を超える。そのため同社では、運送会社との出荷業務の入札プロセスを自動化し、コスト削減と出荷リードタイムの短縮を実現する必要があったという。GXSでは、同社の出荷業務の80%以上に相当する運送業者とのデータのやり取りに対し、 電子商取引プラットフォームを実装。
また、既存システムであったOracle Transportation Management(OTM)との統合も必要としていたが、現在では、エレクトロラックス社の運送業者は、GXSのソリューションを使用することで、EDI(電子データ交換) を介してロジスティクス業務に関わる情報を送受信できるようになっている。その受信されたトランザクションデータは、GXS Trading Gridにより、Oracle XML形式に変換され直接エレクトロラックス社のTMSに格納されている。
エレクトロラックス社のプログラムマネージャーのウォル・ディール ロペス氏は「GXSソリューションが導入される以前は、運送業者の入札プロセスは手作業で行われており、煩雑で、負荷のかかる作業だった」とし、「GXSのサービスを導入したことで、当社が新たに導入した輸送業務自動化システムのTMSと入札プロセスとが統合され、コスト削減だけでなく、物流ネットワークの効率化も実現することができた」とコメントしている。
関連リンク→ GXSこの記事へのコメント
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