-
物流ニュース
【とことん、コスト削減(15)】LED照明を積極提案
2009年6月17日
天鵝運輸(谷口憲哉社長、横浜市)は、倉庫などの照明をLED照明に転換するコスト削減を提案している。
谷口社長は「LEDは約4万時間使える。1日に8時間使うとすれば10年、24時間つけっ放しでも4、5年は使用できる」と話す。1年ほどで換える水銀灯と比較すればメリットは大きい。電力消費量も大幅に少ない。水銀灯と同等タイプで500w相当の光を72wで出せるのがLED照明。同社で使用した結果の試算では、6年間使用すれば電気代は約4000万円の削減になるという。
効果は大きいものの、「初期投資がかかるため、導入に二の足を踏む人も多い」が同社はリースでも提供、導入しやすくなっている。「LEDに替えて電気代が安くなった分でリース代を支払うと、実質的に初期投資ゼロでも導入できる」という。熱が発生しない、虫が寄らない特徴は、食品加工工場や物流センターの作業にも最適だ。同社は最大電力を監視して電気基本料金を大幅削減する高性能電子ブレーカー「ジェルコントロールシステム」(ジェルシステム社)の販売も取り扱っている。LEDを組み合わせることで、さらにコスト削減が実現できる。
主軸はあくまで運送事業。電力消費量の削減を顧客に提案すると驚かれるが、「産廃の仕事を通じてゴミを減らす商品を提案したいと考えている」と説明している。
問い合わせは、電話045(622)2726番。 (千葉由之)この記事へのコメント
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ