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物流ニュース
【シリーズ・資金繰り(3)】「厳しい」が3割弱
2009年6月18日
「資金繰り? ちゃんとやっている。借りてない。健全経営や」「いただいている運賃で大丈夫。心配されることはない」「ウチよりも、他のところはどうなってる?」。経営者にとって資金繰りは悩みの種だが、自社のことは、あまりしゃべりたくないのが本音といえる。
「(保険などの)支払いをしない」という猛者もいるが、「経費削減して浮かせるか、車両を売ることもある。それでもダメなら自腹を切る」という社長も。
帝国データバンクによると、昨年末に実施したアンケートで運送業の28%が、何らかの形で資金繰りが「厳しい」と感じているという。また、京都中小企業家同友会が行ったアンケートでは、52.3%の事業者が、資金繰りが「窮屈」「やや窮屈」と回答している。
同友会のアンケートで323社中、49社が「金融機関からの融資に変化があった」としており、4社が「借入金の途中返済を求められた」という。大阪東信用金庫のアンケートでも59.4%の企業が「今後の資金繰りに影響が出ると懸念している」と危惧している。 (小西克弥記者)この記事へのコメント
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