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物流ニュース
【千葉県特別対談(2)】森田健作知事×千葉ト協・西郷会長
2009年6月18日
森田「たとえば、アメリカという国は英雄をつくりたがるんですよ。それでもって、それに向かってがんばろうということでアメリカンドリームがある。しかし、日本は違うんです。だから傑出した人物がなかなか出づらい」
森田「今回も(通行料金引き下げは)一人ひとりに聞くとそうだよなと。絶対必要だよなっていうんだよ。物流も動く。だったら応援してほしいよね。ですがね、みなさんが、この間の原油価格高騰のとき、大変な中で努力してこられたのも知ってますから。アクアラインが800円になったら皆すごく助かりますから、何が何でもやらなければいけないなと」
西郷「ありがとうございます」
森田「今、高速料金が土日だけ1000円になっていますが、あれは自家用車だけですからね。そこにトラックが入っていったら(渋滞で)えらいことになる。なおかつ館山自動車道は(片道)1車線だけだから混む。だからこれを何とかしないといけない。これはね、うちの職員の力でしたよ。私がやったのは電話1本だけだったけど、県庁の職員ががんばってね。(君津から富津竹岡間の)4車線化が決まったの。今後あそこはね、公共事業も含めて盛り上がる。トラックも含めて走りやすくなる。あれは大きいですよ」
森田「君津から富津へ抜ける。それはなぜかというと、アクアラインが800円になったとき膨大な交通量になる。物流にも影響があるわけだから、あそこを整備しなければならない。だから私はそれを想定しながら、観光地ももっと整備して、お手洗いをきれいにするように言っている。簡単に言うと、そういうことも含めて取り組んでいます」
西郷「千葉県トラック協会も会員が今1720ぐらいで、4万5000台のトラックを保有しています」
森田「それは多いですね」
西郷「ええ。でも協会に入っていない事業者もいます。加入しているところと、していないところの違いは、コンプライアンスとか安全対策とかへの取り組み方で、加入事業者は、積極的に取り組んでいます」
森田「そうですか」
西郷「協会はさらに、そうした取り組みを進めていきたいと考えています。未加入事業者の一部には、法令を無視しても利益を上げようとするところもあるわけです。なんとか協会に入ってもらって、安全対策や環境対策もやってもらった上で利益を上げていかないといけない。そういう中で昨年、交通安全適性診断車『ちとらくん』を全国で2番目に導入しましてね。学校や地域のイベントには無料で貸し出しています」
(つづく)この記事へのコメント
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