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    天候不良で青果物低調 荷物の確保が困難に

    2009年8月26日

     
     
     

     景気低迷で自動車産業をはじめ鋼材、雑貨、家電など、どこを見ても前年度よりマイナス傾向にある。しかし食品に関しては、需要は一部を除いてプラス傾向にあるようで、不況には強い。季節に関係する野菜や果物は毎年時期が来れば当然のことながら需要が伸び、1年の稼ぎ時に力を入れている運送会社も多いはず。まして景気低迷で他産業が軒並みマイナスとなれば、青果物の繁忙期でマイナスを埋めてしまうことを考えている運送会社も少なくない。


    
 しかし今年は冷夏による天候不良により、時期の青果物が思っていた以上に出荷が減少しているようで、ようやくマイナスを埋めれる時期が来たと期待していた運送会社も頼みの綱が切れたようで肩を落としている。
    
 大阪府で全国各地の青果物をトレーラなどで輸送する運送会社では、「夏によく出荷される北海道産青果物が度重なる天候不良により輸送量が減少している。毎年春から夏にかけて繁忙期を迎えるが今年は6割から7割程度しか荷物も出荷されておらず、1年で一番の稼ぎ時を失った」と話しており、「このため、トレーラも仕方なく雑貨や輸出入の仕事に使っているが、それも景気の低迷で午前中に仕事が終了するありさま。いかに秋口から来年の春までを乗り越えていくかが問題」と話す。
    
 また、別の青果物などを輸送する運送会社でも「世界的な天候不良で思うような青果物が輸送出来ていないのが現状。当社は年中、青果物を輸送していることから、時期によって輸送品が決められている。天候不良で荷物の確保が困難になっており、食品でも青果物でも輸送需要が落ち込むとは予想していなかった。新たな仕事確保に頭を痛めている」と話している。
    
 景気低迷に加えて天候不良による青果物の減少で、青果物輸送を中心に行う事業者は寒い秋を迎えそうだ。

     
     
     
     

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