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物流ニュース
トナミHD マイスター制度導入、全支店・営業所に配置
2009年10月5日
トナミホールディングス(綿貫勝介社長、富山県高岡市)の事業子会社トナミ運輸はこのほど、東京海上日動火災保険の協力を得て「物流品質マイスター制度」を導入。 今後、物流業務全般の適正運営を図り、物流品質の改善・向上を目指す。
トナミ運輸は、「お客様の高い評価と信頼を勝ちうる品質の実現」をサービスの提供の基本として「物流・安心品質づくり」に取り組んだ結果、3年間で荷扱いなどの不備による事故を30%超も減少させることに成功。顧客への物流品質のアンケートで「物流品質とは事故を起こさないことである」という回答が多かったことから、継続的に顧客への信頼の向上を図るため、「物流品質マイスター制度」を創設することとした。
物流品質マイスターに認定することで、人材育成の一環として、すぐれた技能・スキル・マネジメント力を持った従業員の育成を促進し、顧客の立場を一層重視した物流品質を安定的・継続的にお届けする「組織づくり」を目指す。
具体的には、全社の支店・営業所に「物流品質マイスター」を配置。物流業務管理体制の支援・指導強化により、物流品質の向上を促進し、「トナミ品質」の継続的な深厚を図る。マイスターは原則1年ごとの社内任用とし、再任も可能。
認定方法は、事業所を統括するブロック長が、社内認定基準を満たす者を物流品質向上委員会に推薦する。同委員会は物流品質マイスター推薦者を、第三者委員である東京海上日動火災保険の意見を踏まえ、公正に候補者を選定し経営管理会議に諮る。そして、経営管理会議の承認で、正式に物流品質マイスターを認定する。
同社はマイスターを配置することで、事業所単位に「トナミ品質(物流・安心品質づくり)」をベンチマークし、品質・組織づくりのノウハウを全事業所で共有化し、将来にわたり継承していく考え。この記事へのコメント
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