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    不況期にこそ「人に」投資を 富士山麓で管理者研修

    2009年10月23日

     
     
     

     荷動きが低迷している中で、関西のある運送会社は先々月と先月、課長級以上の幹部クラスの従業員15人を管理者養成学校に参加させた。管理者養成学校とは社員教育研究所が行っているもので、管理職に求められる基礎的能力を育成し、管理者としての行動や考え方、組織におけるマネジメント力を習得するほか、説得力のある話し方、相手に伝わる構成力を徹底的に養成していく。


     研修は合宿形式で富士山麓で行われ、期間は13日間に及ぶ。朝5時半起床で、6時20分に「訓練」が開始され、夕方6時半に終了。消灯は夜の10時半と規則正しい生活を約2週間送ることになる。
     管理者に求められる様々な訓練が用意されているが、5日目には「駅頭歌唱訓練」を実施。これは、JR富士宮駅前に1人で立ち、大きな声で歌を歌い、人前に立つことを恐れない度胸や自信を養成する。
     研修の最大の行事が7日目に行われる40km夜間行進だ。日をまたいでの訓練で、班単位で40kmの道のりを行進する。体力・気力が限界に達する時、冷静な判断力、決断力、そして協調性が要求されるが、完歩した喜びが、困難に立ち向かう精神力を養い、自信をもたらすという。
     研修を受けた者すべてが卒業証書を受けることができるとは限らず、基準に達しない参加者には修了証書が与えられる。
     費用は1人約32万円と決して安くはないが、その運送会社では毎月数人ずつ参加させていくという。社長は、「研修で幹部社員は一段とたくましくなって帰ってくる。売り上げは昨年比3割減であるが、暇な時期にバタバタ慌てても仕方がない。こんなときこそ積極的に人に投資して足元を固めていきたい」と話している。 

     
     
     
     

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