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    「サラリーマンドライバー」に悩む…社内に不穏な空気

    2009年10月28日

     
     
     

     景気低迷で失業率が悪化しても、経営環境が厳しくても、会社のことを一切考えず、マイペースでしか働かないドライバーも多いようで、「これだけ厳しくても会社のことや仲間のことを思いやらないサラリーマンドライバーが多く存在していることが信じられない」と話す経営者も多い。


     大阪市港区の運送会社は海上コンテナや雑貨の輸送を行っている。昨年末からは世界同時不況により輸送量も低下し、毎日必死に労使ともに協力し合って仕事の確保と安全輸送を行っている。
     このためか、今年後半からは仕事量も増加。ようやく車両全てが稼働し、順調に仕事を確保してきた。ところが、年末にかけての稼ぎ時を前に、1人のドライバーが「勤務時間が8時間であるため、午前9時から午後5時までの勤務にしてほしい」と訴えてきた。
     同社長も初めは冗談を言っていると思っていたが、同ドライバーは配車担当者に対しても、「社長に午前9時から午後5時までの勤務で納得してもらっているので」と、5時以降の仕事は一切行わないようになった。この結果、他のドライバーの負担が増える有り様で、問題のドライバーに対して不満の声が出るようになった。
     同社長は本人を呼び出して気持ちを確かめたところ、意外な言葉を聞かされた。「やる気はあるが、仕事の時間は採用された時に午前9時から午後5時までの約束で採用された」と語り、「あくまでも仕事に対しての姿勢はやる気がある」と語った。
     当時、同ドライバーを採用した時は景気も低迷し仕事量も少ないために、採用時の労働時間は自然と短かくなっていた。しかし、繁忙期を迎えた時に突然、採用当時のことを言い出してきた。同ドライバーは一切の残業を行わず現在も、配車マンに午後5時以降の仕事を断って退社しており、同社は対応に困っている。
     同社長は、「まさか本当の就業規則の労働時間だけでいいと思っているとは思っていなかった。仕事は確かにまじめで事故もない。ただ時間については絶対に午前9時から午後5時と勝手に決められて、残業を拒否されている。他のドライバーの立場も尊重して、本人に『働く気がなければ辞めてもらってもいい』と伝えているが、本人は『やる気も働く気もある』と主張しており、解雇通告などが出来ない状態」と説明する。
     「ここ数か月間、1人のドライバーだけが定時で仕事を終えている。他のドライバーは連日、夜遅くまで残業しており、社内は変な雰囲気になっている」という。

     
     
     
     
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