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    日立物流 バンテックを子会社化 TOB実施へ

    2011年4月7日

     
     
     

     日立物流は3月9日、自動車部品物流大手のバンテックに対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。バンテックの連結子会社化を目的とするもので、日立物流のシステム物流(3PL)とバンテックの自動車部品物流の融合によるシナジー効果を見込む。
     日立物流の鈴木登夫社長は「海外の大手物流企業にも対抗する、日本発グローバルシステム物流ナンバーワンを目指す」とし、TOBは「両社の企業価値向上に有益だと判断した」と話した。


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     シナジー効果として(1)自動車部品物流におけるプラットフォーム化による国内深耕・拡大(2)非自動車分野での協業による営業力強化(3)両社グローバルネットワーク共有による効率的運用と基盤強化(4)未進出エリア(中東欧、南米など)への展開のための両社プロジェクト設置──を挙げる。
     バンテックの山田敏晴社長は「物流企業は、ある程度の規模を持ってグローバルな競争に対応する時代が来ている」とし、今回のTOBで「3PLと自動車部品物流の上位を占める両社が融合したユニークな物流企業が誕生する」と述べた。
     今後、バンテックを上場会社としての自主的経営を尊重し、称号、事業内容、従業員の雇用、処遇に重大な変更を加えることは予定していない。海外拠点の展開も両社で相談しながら進める。「自主性は継続し、いろんな効果を目指す」(鈴木社長)という。
    ◎関連リンク→ 株式会社日立物流

     
     
     
     

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