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    丸吉運輸機工 児童11人が企業訪問「運送会社はカッコイイ」

    2011年12月13日

     
     
     

     丸吉運輸機工(吉谷隆昭社長、北海道北広島市)は9月29日、市立西の里小学校のひまわり学級の児童11人を本社に迎え、「子どもたちの企業訪問」を行った。
     6月に同校2年生を対象にトラックの体験型イベントを開催し、その後、同校教諭との意見交換の中から企業訪問の申し出があった。「トラックドライバーの1日の仕事を楽しみながら見てもらい、仲間やルールを守ることの大切さ、一生懸命頑張ることの重要性を感じてもらう」ことをテーマとした。児童を迎える同社社員も「一緒に楽しみ、学ぶ」ことを重視した。


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     吉谷社長は「皆さんが大きくなって仕事をするときに、きょう学んだことを生かしてもらえればうれしいです。大人になって仕事をすることは本当に楽しいことです。1日楽しんでいって下さい」と、あいさつした。
     ドライバーの佐藤栄策氏が、点呼とアルコールチェックから、始業前点検、積み込み作業、トラックの運転、運行後の報告といったドライバーの1日の仕事を実演。児童は同社仕様のユニフォームとヘルメットを着用し、これら一連の流れを見学。大型トレーラにも試乗した。
     このほか、事務職の仕事内容や運送会社と一般社会・荷主企業などとの関係について、パネルを用いて説明。整備工場も見学した。児童からの「鉄を一つ運ぶとお金をいくらもらえますか」との質問には、吉谷社長が「お年玉をくれるお爺ちゃんが何人かいるくらいです」と苦笑する場面もあった。
     高橋健教諭は「皆さんにドライバーになった気分で、運搬する仕事などを見てもらいたいと思って来てもらいました」と述べ、「点呼」で健康状態を確認することを学校での「朝の会」になぞらえて説明。「ドライバーの仕事には色んな人が関わっています。みんなが役割を分担し、相談、協力しないと会社は動きません。学校も同じです」と話した。
     同社では今回のイベントを通じて、「皆が協力して大きな成果につなげること」「約束やルールを守って信頼関係が生まれること」「色々な役割の人が互いの弱点を補い合っていること」「仕事の楽しさ、大人の格好良さ」などを伝えたかったとしている。そして、「運送会社はカッコイイ」と感じてもらいたいとの願いを込めている。
       ◇
     企業訪問のイベント企画・運営の中心となって奔走した笹森義雄氏と村上玲子氏。普段の業務をこなしながら、約1か月半の準備で実施にこぎつけた。
     笹森氏は「普通の会社見学や堅苦しい勉強だったら、子供たちが楽しめないと思って内容を考えた。ドライバーの1日を見てもらうのは面白いんじゃないかと発想した」と話す。当日の司会進行も担当し「子供たちの反応がすごく良かったので助けられ、のせられた」と笑う。
     村上氏は「準備は大変でしたが、子供たちの顔を見ていると大きな充実感がある。楽しみながら勉強にもなる、このようなイベントは、社長の許しがある限りは今後も続けていきたい。回を重ねるごとに良くなっていると思う」と話した。
     高橋教諭は「素晴らしい体験をさせていただいた。約束を守る、協力する、信頼関係をつくるといったことは学校でも仕事でも同じく大事なことだと理解してくれたはず」と述べた。
     吉谷社長は「今回の企画は『楽しむ』ことをコンセプトとして伝え、内容についてはノータッチだったが、素晴らしいものとなった。みんながこのようなイベントに取り組む姿を見て、私も勉強になっている」と評価した。

     
     
     
     

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