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物流ニュース
都築電気 スマートフォン利用のクラウド型動態管理サービス発売
2022年12月20日
東京証券取引所プライム市場に上場する都築電気(江森勲社長、東京都港区)は1932年の創業。創業時は電話交換機等の業容だったが、現在では、物流システム等のDXビジネス・サービス開発にも力を入れている。
同社は、物流業界でも既にデジタコ機器のシステム導入や、全国展開する店舗の物流動態管理システム等で多用されているが、この12月、新たにスマートフォンを利用したクラウド型の動態管理サービス「TCloud for SCM(Tクラウド・フォー・SCM)」を開発、発売した。
このシステムで使う端末機器はスマートフォンのみ。「車両への取付け工事等は必要なく、ドライバーさんは、アプリを入れたスマートフォンを持ってトラックに乗車。スマートフォンに乗務員と車両のコード等と配送コースを入力するだけで、その日の運行予定が表示され、ナビサービスが開始する。あとは自動的に運行記録が30秒に1回、自社等の管理部門に送信されるので、登録した荷物の入出庫先への到着時や出発時も、運行上の操作や連絡は不要。スマートフォンは通信契約が必要だが、稼働する車の台数分だけあれば良いので余分な経費をかけずに済む」と説明するのは、都築電気・第二ソリューション営業統括部の老川俊輔室長。「初期費用は不要なので、今お使いのスマートフォンがあれば1台当たり月額1250円のシステム利用料ですぐに使い始められる。各車両専用に新しくスマートフォンを購入する場合でも、元々が電話関係の会社だったので、機種本体も安価で販売できる」。
また、「スマートフォン画面上の操作ボタンは、自社で使い慣れている名称に変更したり、一番よく使うボタンは目立つ色に変更したりと簡単にカスタマイズできるので、機械操作に不慣れなドライバーさんにもわかりやすいのも特徴の一つ。スマートフォンのカメラや入力機能を用いて、トラブル時の現場状況を写真で管理者へ共有したり、納品先の注意点をスマホ画面で確認したりすることも可能」とし、さらに「配車システムやWMSなど、すでに使っている管理ソフトとのジョイントも可能にしていく。2023年度中にはトラック用のナビゲ―ションやデジタコのデータとも連携させ、既に出来上がっているソフトと繋げていくことで汎用性を高めていく。オプションになるが、配線のない温度センサーを取り付ければ、車両庫内の温度もリアルタイムで管理可能に。利用範囲が広がる一方で、仕事に関係ないアプリは使用不可にすることもでき、紛失時に発見する端末管理サービスもある」と説明する。
「何よりの強みは、グループで全国に96ある拠点。都築テクノサービスでは24時間365日、コールセンターで対応しているので、止まらない物流業界でも、いつでも迅速に対応できるサービス態勢を整えているので、経営者、ドライバー、荷主の皆さんに安心していただける」と語る。
同システムの詳細は、こちらのURLを参照。https://www.tsuzuki.co.jp/news/2022/20221214_001371.html
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