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物流ニュース
貨物自動車の事故増加 夏場の漫然・不注意に用心を
2014年7月31日
大阪府警は「今年に入り、府下の交通事故は件数、負傷者、死者とも減少傾向にあるが、事業用貨物自動車の交通事故に関しては増加している」と報告。平成26年事業用貨物自動車事故では前年に比べ、負傷者数プラス57人、重傷者数同2人、死者数同2人と、それぞれ前年を上回った。
特に7月から9月は毎年、死亡事故が急増。過去3年間の四半期ごとの事故発生状況について府警の担当者は、「夏場に入り、人の外出機会が増加。また、気温の高さから運転者のみならず歩行者、自転車乗用者とも漫然となりがちなのが、不注意による事故を誘発している可能性がある」と分析する。
また、事業用貨物自動車の事故の相手について、最も多い乗用車に続き、自転車との接触が多くなっている。自転車乗用中の携帯電話などの操作、暴走運転、信号無視など自転車側に起因する事故も含まれるが、「乗用車」とともに事故比率は高止まり傾向。事故に遭遇する自転車運転者を年齢別に見ると、毎年「65歳以上」の高齢者が全体の3割。
死亡事故の主な原因は事業用貨物自動車による「歩行者妨害等」によるもの。交差点での右左折時の巻き込み、横断歩道を横断中の歩行者や自転車と衝突、駐車場から路外に出る際に歩道の歩行者と衝突…などの事故が起きている。特に歩行者らが右左折時の「死角」に入ることで、事故につながるケースも増えているという。
今後、府警は各警察署をあげて取り締まりを強化し、死亡事故防止を啓発していく。この記事へのコメント
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