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    HOP 輸出拡大へ活発化

    2014年10月22日

     
     
     

    【北海道】北海道では、道産品の輸出拡大に向けた動きが活発化している。アジアに向けて「空と海のコールドチェーン」を整備し、事業者や生産者らの手間を省いて、安価に輸出をしてもらおうと、様々な主体が支援を行っている。
     北海道国際輸送プラットホーム推進協議会(事務局=北海道開発局、北海道、札幌大学)は11月1日に香港の九州料理居酒屋「博多道場尖沙咀店」で開催される商談会に商材を提供する事業者・生産者の支援を行う。商材を提供する事業者らに対し、冷蔵・冷凍小口航空輸送サービスのHOP1サービスを利用して安価に商材を運び、商談も事務局で行う。このため、事業者らは海外出張の必要もなく、香港での商談を安価に進めることができる。


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     これにかかる費用は、商材費に加え、輸送費(HOP1サービス利用料金+1品目につき3000円)のみ。これには集荷、通関・産地証明、輸送保険・PL保険も含んでおり、事業者にとっては輸出のハードルを下げる結果につながっている。場合によっては、商材費に加え数千円から数万円で香港での商談成立につながる可能性もある。
     また、商談会への参加によって契約に至った場合は、原則としてHOP1サービスを継続的して利用することを要件として盛り込んでおり、同サービスの利用者増加にもつなげる狙いもある。
     同協議会では「香港で日本の食材は人気があり、その中で北海道産品はブランド化している。今後も需要は拡大していく。開催する店舗は香港で他に2店舗経営しており、事業者には大きなビジネスチャンスとなりえる」としている。
     一方、北海道総合政策部交通政策局物流港湾室では、台湾向け冷蔵・冷凍海上混載輸送プロジェクトをスタートさせた。これも北海道産食品・農水産物の輸出促進の支援を目的としており、第1回のトライアル輸送は4日に実施し、冷蔵の温度帯で主に農産品を輸出した。11月8日には第2回の輸出を行う予定で、今回は農産物(冷蔵コンテナ)と水産物(冷凍コンテナ)を扱う。これ伴い、7日から台湾に輸出する道産食品の募集を開始している。
     同プロジェクトでも、道内のどこからでもロットの小さい荷物を集荷し、冷蔵・冷凍の温度帯を保ちながら現地に納品するサービスを提供し、通関・産地証明などの事務手続きも代行する。輸送費(税抜き)は、高さ170cm×幅104cm×奥行104cmのBOXサイズなら7万円。ダンボールなら5kg以内3000円、10kg以内3500円、15kg以内4000円と、安価に設定した。
     事務局は「近年、アジア諸国における消費者の購買力向上とブランド志向の高まりから、日本製食品、特に北海道産の商品に対するニーズは急速に高まっている。このサービスでは北海道産食品・農水産物の輸出促進を積極的にバックアップする」としている。

     
     
     
     

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