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物流ニュース
F-LINEとT2 レベル2の自動運転、トラック実証実験を開始
2025年5月7日
F―LINE(坂本次郎社長、東京都中央区)とT2(森本成城社長、同千代田区)は2月27、28の両日、ブレーキやハンドル操作など、部分的に自動化したレベル2の自動運転トラックの実証実験を行った。
F―LINEは自動運転トラックの加工食品幹線輸送への期待と、T2のこれまでの実績や今後の取り組みの説明などを受け、実証実験に参加することを決めた。
27日の往路は川崎市にあるF―LINE川崎物流センターから兵庫県西宮市にある西宮物流センターに味の素の商品を運び、翌日28日の復路は大阪府八尾市にある八尾物流センターから埼玉県三郷市にある三郷物流センターにハウス食品の荷物を運んだ。
新東名高速の御殿場―豊田東間でレベル2の自動運転の実証を行った。実験では、いずれも積載率50%以下で輸送した。
F―LINEの常温本部輸送企画部の浦澤真司部長は、「今回は実験のため同じ商品を運んだが、加工食品はもともと商品の種類も多く、当社では共同配送も行うため、通常、トラックに積むと荷物の高さはばらばらになってしまう」と説明、さらに、「ドレッシングなど液体商品は、原料として運ぶ通常の場合はほかの商品と一緒に積み込む」とし、「真空状態であればいいが、空気が入っているとトラックの挙動と異なる方向に液体が揺れ、不安定になる」と、自動運転における加工食品輸送の課題をあげる。
同社では、こうした課題への対応も含め、自動運転トラックのさらなる技術開発への期待を寄せている。
◎関連リンク→ F‐LINE株式会社
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