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物流ニュース
南日本運輸倉庫 ベトナムで3社合同実証実験、生製品の鮮度保持
2025年6月3日
食品輸送に注力する南日本運輸倉庫(大園圭一郎社長、東京都中野区)は、ベトナムの物流会社、Hi Phong Port Services Joint Stock Company(Le Hong Cam社長)と、鮮度保持技術を保有するDENBA DISS(大園社長、埼玉県戸田市)の3社で生鮮品の鮮度保持実証実験に取り組むことで合意書を締結した。
ベトナムでは、収穫した農作物の保存インフラ整備の遅れから生鮮品流通の制限や廃棄処分が大きな課題となっており、その結果、安定した価格と供給ができず生産者・消費者双方に大きな損失を招くという課題を抱えている。
その課題解決のため、DENBAの鮮度保持技術を活用し、2度、5度、8度、マイナス25度の4温度帯でさまざまな生鮮品の鮮度保持に関する実証実験を実施する。8月をめどに実証実験の結果を踏まえ、今後の事業展開を3社間で協議する。
契約締結式典ではHPS社の輸送ノウハウやDENBAの技術を、大学関係者、生産者、行政、マスコミなどに説明も行った。大園社長は、「南日本運輸倉庫は『一番おいしい状態でお届けします。』を掲げ、フードロス問題にも取り組んでいる。次世代コールドチェーンを活用し、ベトナム経済の発展に貢献していきたい」と話す。
◎関連リンク→ 南日本運輸倉庫株式会社
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