セイノーホールディングスはこのほど、エヌケービー（外谷敬之社長）、ぐるなび（杉原章郎社長）とともに、ＺＥＲＯＣＯ（楠本修二郎社長）と資本業務提携を締結。農業や漁業、物流、製造、小売、外食での分野で共創イノベーションを実施する食産業戦略パートナーシップ体制を構築する。

ＺＥＲＯＣＯが保有する鮮度保持技術は、従来まで実現が難しいとされていた低温・高湿の保管環境を安定的に達成し、長期間、食材や食品の鮮度を高品質に保持。さらに予備冷却として活用することで冷凍食品の品質向上を実現する。

セイノーホールディングス、エヌケービー、ぐるなびは同技術を利用し、生活者に食材本来のおいしさを提供し、生産現場をはじめとした食産業のサプライチェーンにおける在庫保管や出荷調整によるオペレーションの軽減、フードロス削減や労務環境改善につなげる考え。

同社は今後について「食産業戦略パートナーシップを通じて、食産業全体の連携を促し、人口が急増する地球環境において人類と食料資源との関係を新しい時代に適した社会システムに発展させるため、健康的でサスティナブルな『おいしい未来の創造』に貢献し、少子高齢化を迎える日本の食産業の発展を支える基盤づくりを行う」とコメントしている。

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