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    大塚倉庫 濵長一彦社長「改革で生まれた一体感」(中)

    2016年1月26日

     
     
     

     大塚グループの物流は大塚倉庫が担う。そんな文化が育まれただけに、グループの物流に関しては同社の裁量が大きい。例えば、新商品が出ると物流は大塚倉庫に頼む。物流コストはメーカーの指摘があるが、責任は全て同社にある。同社長も責任の重さを自覚するだけに、「手配を一つ間違えば商品が届かない。消費者が商品を飲めるか飲めないかが決まると考えると、楽しさとやりがいを感じていた」と振り返る。

     そして、8年の現場勤務を経て本社勤務となり営業に携わる。グループ内の営業からスタートし、外販営業にも携わる。当時、同社はグループ内だけでなく外販を進めるとの方向性だった。しかし、大塚製薬の物流子会社という位置付けだったため、それがなかなか進まない。同社長自身もジレンマを感じていたという。
     しかし、変化が訪れる。平成21年に大塚グループはホールディングス制を採用した。持ち株会社として上場したことで、大塚製薬の子会社という位置付けから、兄弟会社になった。


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     さらに、その2年後の平成23年、創業家から大塚太郎氏(現会長)が社長に就任する。そこから、同社の改革が本格的に始まる。「何が起こるのかという不安感と、何かが起こるという期待感が交錯していた」と、同社長は当時の心境を吐露するが、この言葉通り、社内には異様な緊張感が漂っていたという。

     ただ、大塚前社長はマーケティングには長けていても、物流は全くの素人だった。そのため、「期待する気持ちはあったものの、物流の素人に何ができるのか、やれるものならやってみろという思いの方が当初は強かった」という。

     しかし、そんな同社長の思いはいい形で裏切られる。それまでのやり方をすべて否定する前社長は、「二度と過去の大塚倉庫に戻れないほど変えてやる」という強い熱意のもと、妥協を許さず、常に全員に考えさせ、本当の意味での全員野球を強いたという。

     「初めの3、4か月は大変だった」というが、一つ、また一つと難問をクリアしていくたび、前社長への不信感は信頼へと変わっていった。半年後、社内にはそれまでになかった一体感が生まれていた。
    (つづく)

    大塚倉庫 濵長一彦社長「センター集約、経営担う」(上)
    大塚倉庫 濵長一彦社長「勘と経験からの脱却」(下)

    ◎関連リンク→ 大塚倉庫株式会社

     
     
     
     

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