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    北海道TT、より機能的な物流拠点を目指す

    2016年8月30日

     
     
     

     北海道トラックターミナル(北海道TT、髙橋隆敏社長、札幌市白石区)は、公共施設としては北海道唯一となる「札幌トラックターミナル(札幌TT)」の施設運営を行っている。
     高度経済成長時、札幌市では都市機能の向上と流通業界の近代化を図るため、交通アクセスに優れる大谷地地区にトラックターミナル、倉庫、卸売業などの企業を集約した流通団地の建設を企図し、昭和42年に地方都市としては初めて「流通業務市街地の整備に関する法律」に基づく流通センター(流通業務団地)を建設。同ターミナルは、この流通センターにおける中核的施設として運営されてきた。
     道内有数の物流集積地となった大谷地流通業務団地のほぼ中央部に位置し、昭和46年にA棟・B棟が竣工。その後、同48年のD棟完成で、長く4棟で供用してきたが、建設から約40年が経過し、施設が老朽化してきたことから、近年、再開発を進めている。平成24年度に立体駐車場が建設されたのを皮切りに、同25年度には、それまで駐車場があったスペースに新ターミナルE棟を建設、同26年度は旧D棟を解体、同27年度は新D棟を建設、順次スクラップ&ビルドを繰り返し、より機能的な物流拠点として生まれ変わりつつある。


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     テナントとして現在、札幌通運(片岸俊幸社長、同中央区)、松岡満運輸(佐藤孝雄社長、同白石区)の地元特積み事業者2社が利用している。
     北海道と道外間のトラックによる貨物輸送は、特積み事業者などによる大型車やシャシーなどでのフェリーを活用した幹線輸送がメーン。これらの貨物の発地・着地への集荷と配達は、道内では4トン車を中心とした小型・中型トラックへの積み替えを経るが、同ターミナルは、「全国から北海道に移入する貨物」と「北海道から全国へ移出する貨物」の仕分け・保管・積み替えの有力な中継基地の役割を担っている。幹線輸送は、フェリーによるシャシー輸送が多いことから、バースや駐車場にシャシーが多く止まっているのが特徴だ。
     A・B棟はともに3600平方m、C棟は4700平方m、新D棟は5050平方m、新E棟は6700平方mの延べ床面積を保有。貨物取り扱い能力は1日あたり各棟とも1000トン前後。新D棟・E棟ではオーバースライダー、通過荷重6トンのエア式ドックレベラー、E型防舷材、LED照明、防鳥ネット、雨水貯留槽などを設置した。 
     同社では「新旧のターミナルでの大きな違いは『壁があるかないか』。古いターミナルはイメージとして、『床に柱が立って、上に屋根がある』というそれだけの構造。風雨や雪を防ぐため、テナント各社では布製のシートシャッターを使っており、改善の要望が強かった。新ターミナルでは、壁を設け、オーバースライダーを標準仕様とした」と説明。
     また、「トラックの荷台とターミナルの床の橋渡しのため、それまで重い鉄板を2人がかりで引っ張ってきて使うという非効率的で安全とはいえない作業をしてきた。エア式ドックレベラーを設置したことで、大幅に作業状況が改善し、テナントからの評判もいい」とし、効率的で安全な作業場へと大きく変わったことをアピールする。
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     今後、A〜C棟の建て替えも予定しているが、「建て替えを行うことは決まっているが、費用の問題もあり、時期は未定」だという。
    ◎関連リンク→ 北海道トラックターミナル株式会社

     
     
     
     
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