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    クレーン付きトラック 別途運賃なくなり「うまみ」消え撤退

    2017年9月5日

     
     
     

     クレーン付きトラックは通常の平ボディー車と比較して、価格は200万円から300万円ほど高額となる。しかし、狭い現場や荷下ろし機器が存在しない場所では、クレーン車が進入できない道路でもトラックが通行できる幅さえあれば、クレーン車と同じ役割をこなすなど、車両1台で2役の働きができる。ドライバーには当然、玉掛けの資格が必要だが、通常の平車と比較して運賃は高額だった。
     しかし、荷物の小型化や平車を拒むドライバーの増加から人気のあったクレーン付き車両も、コスト増加や運賃低下で導入を控える運送会社が多くなっている。大阪市住之江区に本社を構える運送A社では「40台の平車を保有しているが、10年以上前まで半分以上がクレーン付き車両だった。当時はクレーンが付いているだけで運賃とは別に3000円から5000円上乗せされた。いまでは保有台数はさほど変わっていないが、3分の1程度しかクレーン付きトラックはない。いまは荷主もごく一部を除き、ほとんどがクレーン付き車両を指定しても運賃の上乗せはない。新車時にクレーンをトラックに取り付けるだけで、平車に比較して300万円程度コスト増となっている。定期的な点検・整備も必要で、当然コスト増につながる」と指摘。「最近ではクレーン付き車両でも運賃以外に付加価値はほとんどないため、導入しなくなった」と話す。


     またA社と取引のある、クレーン販売の営業担当者にも、「最近はクレーン付きトラックの需要が低下していて、ウチにも導入を呼び掛けてきたが、装備しても付加価値がない限り意味がない」と話したという。
     堺市で鋼材など建設資材輸送を手がける運送B社でも「昔は大型車でクレーンを装備していた時期もあったが、最近は積載量の関係や荷役作業でクレーン付き車両を使うケースが減少した。クレーン付き車両として別途運賃を得られず、大幅にクレーン付き車両を減らした。確かに荷役機器が存在しない現場などでは役立つものの、料金を別途負担してもらえなければ何の意味もない。最近では通常の平車がメーンとなった」と話している。

     
     
     
     
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